ギルドマスターは2019年2月にアストロノーツ・シリウスから発売されたダンジョン探索RPGです。
主人公のエドガーは戦士を引退してギルドマスターとなり店舗運営やダンジョン探索やエッチに精を出します。
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ギルドマスターのゲーム概要
冒険者ギルド「天駆ける雄羊」は冒険者の脱退やライバルギルドの「黒曜の虎」の影響などにより赤字経営が続き、ついに営業認可取り消しの通知が届いた。
再営業の認可を得るには定められた期間内にギルドの実績を作らなければならない。
またギルドの稼ぎ頭であったエドガーも迷宮探索中に謎の魔物の力に襲われ戦うことができない体となってしまう。
そんな中、ギルドの娘のルージットはエドガーの戦士としての経験や実績を活かしてギルドのマスターを引き継ぐように持ち掛ける。
お世話になったギルドへの恩返しの為、エドガーは新たにギルドマスターの道を選択することとなる。
主人公のエドガーは酒場とギルドを兼ねた「天駆ける雄羊」のギルドマスターとして冒険者を雇ってギルドを運営(強化)する傍ら、自身も人形に魂を宿して冒険者達とともにクエストを請け負い、仲間を成長させながらダンジョンを探索します。
このゲームでは1週を1ターンとし4週間で次の月へと移行しますが、序盤はギルドを続行する認可を得る為、特定の期間までに条件を達成する必要があります。
失敗するとゲームオーバーとなりますが、一度達成すれば以降はターンを気にせず自由にゲームを進められます。
雇える冒険者は男性7人、女性8人のユニークユニットの他に複数のモブユニットが存在し、月が変わるごとにギルドに登場するキャラも変化しますが一度雇えば常時パーティに在籍してくれます。
雇った冒険者には武器と防具の他にアクセサリーを二つまで装備でき、成長することでそれぞれ戦闘中に使用できる「コンバットスキル」と探索中に役立つ「アドベンチャースキル」を覚えていきます。
アドベンチャースキルはダンジョン内で行く手を阻む扉の封印を解いたり罠をはずしたり離れた場所から通路の先を確認できるなど様々な種類があり、各ギミックに対して対応できるメンバーが多いほどダンジョン探索が円滑に進みます。
ただ、サブクエストを受注する際には指定されたアドベンチャースキルを持つメンバーを数人選択する必要があるので探索メンバーとのバランスを考える必要があります。
ダンジョンではクエストの目的に沿って素材を採取したり標的となる魔物を探すために探索し、基本的に下層へと続く階段を見つけるとストーリーが進行します。
一歩進むごとに探索できる残りターンが減り0になるとギルドに強制送還され1週経過しますが、自らの意志で途中で脱出しても同様です。
なお、ダンジョン内はクエスト以外でもイベントが発生する場所が点在し、適切な選択をすることによりアイテムをもらえるなどのメリットがありますが失敗するとダメージを食らうこともあります。
探索中に魔物と遭遇すると戦闘シーンに突入します。
戦闘はターン制のコマンドバトルで各キャラクターはメイン武器で攻撃を繰り出し、SPを消費することで強力な攻撃の他に回復、補助効果などのコマンドスキルも発動できます。
物理のみや魔法のみでしか有効なダメージを与えられない敵もいるので幅広く対応できるように回復や強化も含めバランスのいいパーティ編成が望まれます。
一度の探索ではターン以内にダンジョンを隅々まで探索したり目的を達成するのは困難なので、期限ありの条件を課せられる序盤以外は無理せず適度にギルドに戻ることをおすすめします。
ギルド帰還後は取得したお金で新たに武器などを購入したり素材を使用して装備やスキルを強化してパーティを成長させます。
他にもギルド経営の要素として素材を使ってランクを上げることで、冒険者の雇用人数を増加したり休憩の回復量を増やすなどのメリットを得られるようになります。
そして稀にルージットやランダムで表示されるキャラクターの「・・・」と表示された吹き出しをクリックすることで個別のイベントが開始されます。
女性キャラは主にエッチなシーンを堪能でき、今作は男性キャラにもサイドストーリーがあります。
探索や戦闘でもユニークキャラの役割が異なるので、女性だけに偏らず幅広くキャラクターを使用することでより深く遊びつくせるゲーム構成となっています。
ギルドマスターの詳細情報
ゲーム名 | ギルドマスター(ぎるどますたー) |
ブランド名 | アストロノーツ・シリウス |
発売日 | 2019年2月22日 |
ジャンル | ダンジョン探索×冒険者ギルド運営RPG(18禁) |
対応OS | パッケージ版:Windows 7/8/10 ダウンロード版:Windows 7/8/10(64BIT推奨) |
販売価格 | パッケージ版:9,800円(税別) ダウンロード版:9,961円(税込) |
ギルドマスターをプレイした感想
ギルドマスターのプレイした感想で何より先に伝えておくこととしてバグが多いということです。
これはネット上のどのレビューサイトを見ても多くの方が嘆いてることなどでそれをここで隠すつもりはありません。
ちなみに私が購入したダウンロード版は最新パッチ1.08が適用されてるものの主に以下の症状が確認できました。
・ダンジョンマップで別のマップが重なって表示される
・なぜか装備やスキルが強化できないことがある
一応どれもゲームを再起動する事で改善されますが、他のユーザーではフリーズするなどの報告あったので環境による症状の違いはあるかと思います。
とにかくいつ何が発生するかもわからないのでこまめなセーブは必須です。
私の場合は強制終了レベルの致命的なトラブルは5時間のプレイで一回あるかどうか程度なので起こらない時は数日起きないので決して頻繁ではなかったです。
中盤以降は全く起こらずクリアまで辿り着けました。(参考程度)
それにダンジョン探索や戦闘がわりとシビアなので必然的にセーブをすることも多いのでそこまで大打撃だったことはありません。
(もちろん何もないにこしたことはないですが。。)
ただ、
「そんなゲームやってられるか!!」
と思う方はこれ以降の感想は読む必要はないと思いますので別のページをご覧いただいて構いません。
私の場合は強制終了したら「やってられるか!」というより
「くそ、またやらなきゃ!」という続行のモチベーションが残ってたので幸いにも投げ出すまでには至らず、問題は色々とあるもののゲームそのものは面白いと思えたのでクリアしたいという気持ちにさせてくれました。
このゲームはまず序盤に以下の期間限定の条件が課せられ、それが達成できないとゲームオーバーになります。
あまりRPGではストーリー以外でそういうハラハラさせる取り返しのつかない要素は組み込んで欲しくなかったですが、それさえ乗り切れば以降は期限を気にしないでゲームの世界にゆったりと浸れます。
達成するコツとしては一回のダンジョン探索はできる限り長く潜って一度でも多く戦闘してレベルアップしパーティを地道に強くしていくことです。
その為には条件を達成するまでは、いたずらにユニークキャラを雇用して増やすよりは回復役1人含んだ4人に絞ることです。
人数を絞れば買い物も最低限で済みますしダンジョンでイベントを達成したり入手したアイテムを売ればお金を3000貯めることはそれほど厳しくありません。
私の場合は最初ダンジョン内でもセーブできるということに気づかずバグ対処を考えてすぐに脱出したり色々なキャラと入れ替えたりもしてたので途中で(条件の達成が難しそう)と判断してやり直しましたが2回目はゲームのやり方がわかってたので2カ月目が終わるころには余裕で条件を達成できてました。
上記に書いてあることを注意して進めれば条件自体はそれほど問題ないはずです。
エッチイベントに関しては単純に早くたくさん見たい場合は女性キャラばかりを優先的に雇って成長させ一定の期間が経てばランダムですがどんど発生していきます。
そうなると男性ユニットは使う必要があるか?となりますが、答えは「なるべく使った方がいい」です。
男性ユニットにも専用イベントがありますしダンジョンで傷ついて生還してもすぐには完治しないので交代要員は必要となります。
それにダンジョンの敵は物理攻撃があまり効かない敵、魔法が効かない敵もいるのでメンバー構成の幅を作る為にも頭数は欠かせません。
結果としてイベント含めてすべてを満遍なく楽しんで円滑にゲームを進めたいなら若干面倒でも15人のユニークキャラをすべて使用するつもりぐらいの方が望ましいです。
サブイベントに使用する能力を持ってるキャラクターは女性だけでは絶対にたりないという現実もあります。
ただ、男女問わず雇用した後にイベントが発生するのは普通ですが、特定のキャラのイベントの最後で事件を解決して「これからよろしく」とかそこで初めてパーティに加わるような言葉を発することもあるので順番のつじつまが合わない部分がもあったりします。
これはちょっとどういう意図なのかは理解ができません。
このゲームはバグもそうなんですが、他にもプレイしててそうした気になる点はわりとあります。
移動中の回復ができないので次の戦闘では最初に回復役がヒールを実行するところから始まることが多いですし戦闘の隊列の意味はない、などちょっと他のRPGに比べて簡易的というか作りが甘い部分があり「もっとこうすれば良かったのに」と思うとろがあります。
また、ジャンルとしては「ギルド運営」のワードがあるにも関わらず実際の運営要素としては素材でギルドレベルを上げる程度です。
神採りアルケミーマイスターのようにダンジョンで探索した素材を合成してアイテムを作成し、それをお店で売って収入を得るなどの独自のアイデアはあっても欲しかったところです。
ギルドマスターはゲーム設定そのものは良かったと思うので上記のようなマイナス面がなかったら評価は格段に上がったと思うと非常にもったいない気もします。
ただ、一部不便なシステムや稀に発生するバグにもやる気をなくさず私が最後までプレイできたのは
キャラクターの魅力であったりダンジョン探索がサクサクで楽しく性能の違うユニークキャラを様々な組み合わせで戦闘をできたりと、このゲーム独自の熱中できる面白さを備えたRPGだったからだと思います。
後に同ブランドでは「カオスドミナス」というRPGも出していますがそちらはちょっとゲーム部分では単調なところもあるので戦闘のスリルやゲーム要素としてもギルドマスターの方に軍配が上がります。
ちなみにギルドマスターは同ブランドの他ゲーム同様、エロシーンのボリュームはとにかく膨大ですしラスボスを倒してエンドロールが流れた後でも若干ストーリーが続き新たなダンジョンも探索できるようになります。
ギルドマスターをプレイするには
2022年11月現在、ギルドマスターのダウンロード版は最新パッチ1.08が適用済みですが、対象OSが64BIT推奨となっているのでご注意ください。
パッケージ版は公式サイトから最新パッチのダウンロードが必須です。
いずれも本ページでも書いたように環境ごとに何が起こるかもわからないのでなるべくこまめなセーブをしつつ遊んでください。
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