【エウシュリーの本格戦略級SLG】魔導巧殻のレビュ―【街づくりも楽しい】

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~「魔導巧殻(まどうこうかく) ~闇の月女神は導国で詠う~」は、2013年4月に発売されたエウシュリー第14作目となります。

このゲームは自軍領を開拓したり他国に攻め込んで地域を制圧するシミュレーションゲームです。

 

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出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~のゲーム概要

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~魔導巧殻とはメルキア帝国の四大元帥を補佐する四体の最高兵器の名称です。
身長70㎝くらいの機械人形ですが、人間と同じ感情と強力な力を持っています。

後に元帥の一人となる主人公のヴァイス(ヴァイスハイト)のもとには月女神アルターヌの力を宿したアルが配属されることになり、他の元帥も一体ずつ魔導巧殻を所持しています。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~ヴァイスは高い魔導技術を誇るメルキア帝国に属し、副官のリセルとともにまずはセンタクス領の奪還から開始します。

奪還後はそこを拠点として他国への進攻を目論みます。
各国はユン・ガソル連合国をはじめとした強大な国も多く、どの国から宣戦布告して攻め落としていくかが重要です。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~制圧した拠点は「建築モード」で施設や自然物を配置して自分の好きなように街づくりをすることができます。

それにより人口を増やして収入を上げたり、資材を得たり、研究施設などを配置して技術を発展させることができるようになります。

なお拠点はそのまま戦場にもなるので一度敵軍から奪っても安心できません。
敵国から攻め込まれるとその場で戦争が開始するので、せっかく作った施設が壊されたりしないように注意が必要です。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~センタクスは物語の中心舞台でありゲームを進めていくとイベントが数多く発生します。

最初は資金や資材がない為建築はなかなか難しいですが、敵国を制圧しながら徐々に発展させていきます。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~「魔導巧殻研究所」を設置すれば、アルをはじめとした魔導巧殻の体の各部位にカスタマイズが可能となり、パワーアップさせることができます。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~「魔物配合研究所」を設置すれば、配下の魔物2体を配合させることで新たに強力な魔物を生み出すことができます。

この他にも多くの施設があるのでお好みの物から建築していきましょう。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~そしてメインマップ上で移動先に敵国の拠点を指定することで進軍することができます。

攻め込む部隊は最大10部隊まで編成できます。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~戦闘シーンにはRTS(リアルタイムストラテジー)が採用され、ターンというが概念はなく自軍も敵軍も常に時間が流れている状態です。

プレイヤーは自軍の各部隊に対して移動場所を指定することで進軍しますが、何もしなくても敵はどんどん向かってくるのでモタモタしていられません。

地形や敵のユニットのタイプなどを見て、最適なユニットで迎え撃ち、正確に迅速に移動場所や攻撃対象を指示していきます。

 

なお勝利条件は敵を全滅させる他に敵の攻撃拠点(防御拠点)を破壊すると残存数関係なく勝利となります。
センタクスなど各国の首都の拠点はお城になります。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~一部のキャラクターは必殺技を使って戦闘を有利に進めることができ、アルなど魔導巧殻の繰り出す必殺技はさらに強力なものとなっています。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~そしてストーリーを進めたり特定の条件を満たすことで、センタクスなどで女性キャラとのエッチイベントが発生することもあります!

 

このゲームは決まった進め方はありません。
一周目は勝てそうにない国は無理に相手にせず倒せそうな国から進行した方がスムーズに進められます。

ただ攻め込む国などによってストーリーの展開や登場する女性キャラも変化します。

当然、仲間になる女性キャラが増えればそれだけ多くのイベントが起こる可能性が出てきますので、敵国の武将もできる限り仲間に加えるように行動しましょう。

それに主要キャラが自軍に増えれば戦闘も楽になります。

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~のOPデモムービー

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~の詳細情報

ゲーム名 魔導巧殻 〜闇の月女神は導国で詠う〜
ブランド名 エウシュリー
発売日 2013年4月26日
ジャンル 戦略級シミュレーション(18禁)
対応OS WindowsXP/Vista/7
販売価格 9,400円(税抜)

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~をプレイした感想

魔導巧殻は大きく分けるとストーリーやイベントなどの会話するモードと、コマンドを実行したり街を発展させるモードとRTSによる戦闘モードに別れます。

一般的な国取りのシミュレーションゲームにストーリー性を持たせ、状況や選択肢などにより加わる仲間がいたり、その後の展開も変化します。

ただ始めたばかりではどの国が強いかわからない為、自身である程度体感して戦況を掴む必要があります。

 

戦闘は私自身がそうだったのですが、RTSは最初はゴチャゴチャしてわけがわからない印象を受けます。

ただ慣れてくれば、落ち着いて各部隊に指示を与えて、うまく一部の敵軍を足止めしたり誘導することで、被害を最小限に敵の拠点を破壊して楽に勝利することができたりするのが非常に爽快です!

このように同じ戦力でも自分の戦略次第で苦戦することもあれば圧勝することもあるので戦場で指揮をするシミュレーションゲームとしての醍醐味が味わえます。

 

ストーリーは「正史ルート」といわれる正規ルートをクリアして真のEDを見るには最低でも2周目が必要になります。

正史ルートの突入条件はやや複雑ですが、ゲームでヒントが出たり攻略サイトなどを見ればとくに問題ありません。

このゲームはクリア後の引き継ぎで一周目で加わったキャラを「クローン」として使用できるので、他国の強力なキャラをクローンとして最初から使用すれば、一周目では倒せなかった敵も倒すことができたり、たどり着けなかったストーリーの奥へと進め仲間をさらに増やせるのでほどよい難易度でラスボスまで進めます。

 

ユニットに関してはエウシュリーのゲームだけあって、物理攻撃にめっぽう強い耐性を持つ霊体属性のキャラはよく活躍できます。
その一方、魔物系の配下は人型キャラのような必殺技が使えない分、もう少し際立った個性や強みが欲しかったところはあります。

せっかく魔物配合という面白い要素があるのですから。。

他にも部隊が(キャラが)増えてくると編成画面の並び替えが大変になるのでここのUIはもう少し使い勝手をよくしてほしかったところです。

 

そうはいってもメインストーリー以外でも、多くの女性キャラのイベントを進めたり、魔物配合をしたり、サブイベントを受けたり、お好みの部隊を強化するなどやることはとにかくたくさんあり、一日12時間プレイしたこともあるほど私は熱中してしまいました。

キャラもリセルを始め、かわいくて魅力的な女性キャラが多数出てきます。
ただアルの声がちょっと…。という声はネットでよくみかけます(苦笑)。

 

ヴァイスの行動次第で仲間になるキャラやストーリーが変化してエンディングも複数に分岐されるだけでなく、戦争だけをメインにした覇王モードまでもあり、ボリュームはとにかく文句なしです!

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~をプレイするには

魔導巧殻のパッケージ版の対応OSはWindows7までとなっています。

ダウンロード版はWindows8.1まで対応しWindows10でも動作確認済みなのでご購入をされるならこちらをおすすめします!

 

 

魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~