【完結編の拡張アペンド!】天冥のコンキスタ -天上決戦編-の紹介と感想

天冥のコンキスタ -天上決戦編-

エウシュリーの「天冥のコンキスタ」は、敵軍の天使や魔物を捕獲して自軍ユニットとして戦闘に参加させることができるシミュレーションRPGです。

後に発売されたアペンドディスクをインストールすることで新キャラや新ストーリー、新マップが追加されるなどゲームを大幅に拡張させて遊べるのが特徴です。

 

2022年7月29日には第3部にあたる「天冥のコンキスタ -天上決戦編-」が発売されました。

基本的なシステムは前2作と大きく変わりませんが、本ページでは再確認を含め改めてご紹介、プレイした感想を書かせていただきます。

 

(C)Eushully / Anastasia All Rights Reserved.
出典:FANZA GAMES

天冥のコンキスタ -天上決戦編-のゲーム概要

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想

魔族でありながら人間の姿となったクラウスは睡魔のヘルミィナと出会い、天使軍と魔族軍が覇権を争うこの地を制し魔族の王となることを決意する。

激闘の末、天使軍を制圧することに成功したが元の姿に戻ることはできなかった。
(第1部)

次に魔族軍の制圧に赴いたクラウスは道中でラムエルと名乗る天使と出会い、ともに魔王と名乗った男との戦い勝利することができたが新たな事実を知ることとなる。
(第2部・魔族制圧編)

 

そしてクラウスは次の目的地を以前訪れた天使の聖地「聖禦の霊峰(せいぎょのれいほう)」に定めた。

この地に起こっている異変の元凶の存在を求めてクラウスたちは歩き出す。

 

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-この「天上決戦編」を遊ぶにはパソコン環境以外にも以下の条件が必要です。

 

・天冥のコンキスタ(アプリケーション本体)⇒単品で遊ぶことが可能
・天冥のコンキスタ -魔族制圧編-⇒本体のインストールとクリアデータが必要
・天冥のコンキスタ -天上決戦編-⇒本体と魔族制圧編のインストールとクリアデータが必要

 

条件をクリアしていればゲーム開始時に第3部「天上決戦編」を選択でき、
前作の魔族制圧編クリア時のデータ(仲間にしたキャラ、レベルや装備、契約や捕獲した天使や魔族など)が維持された状態で最初から遊べます。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想今回では捕獲できる天使や魔物の種類はさらに増加!
それに伴い一部は契約時に新たなエッチシーンが追加されています。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想さらに「輪廻の呪」でもメインキャラや既存の種族から上位種族へのクラスチェンジが可能となりました。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想戦場マップの数は、前作「魔族制圧編」とほど同じく25+αが追加されています。

自軍ターン時にはお好みのキャラから順番に選択することができ、範囲内に敵がいれば移動と攻撃が同時に行えます。
水上や空中の地形だけでなく、高低差などもあるので地形属性によって適宜活躍できるユニットを選択することが重要となります。

 

そしてコンキスタをプレイする上で重要なのメインシステムとなる魔物の捕獲と儀式ポイントの取得

本サイト内「天冥のコンキスタ」の紹介記事より捕獲の仕方を抜粋して説明させていただきます。

 

そしてこのゲームの肝と言っていい捕獲は大きく分けると二種類の方法があります。

天冥のコンキスタ レビュ―
一つはヘルミィナや一部の種族が使える「睡魔の接吻」などの魅了スキルを使用することです。
何度か敵に命中させることで100%魅了状態にすることができ、その状態なら誰でもとどめをさせば捕獲できます。
射程は2あり、弱い敵なら一回で100%にできますがダメージそのものは与えることができません。もう一つは主人公であるクラウスが後に覚える「捕獲攻撃」です。

こちらはクラウスがこの捕獲攻撃で敵にとどめをさした時に捕獲できます。
魅了状態は関係なく、ダメージも与えられますが、射程は1です。

状況によってこれらの捕獲方法を使い分けて進めて行きます。

 

また、魔物を捕獲してミッションを達成したり生贄に捧げることで儀式ポイントを取得することができます。

このポイントはメインキャラや契約したメンバーのレベルアップやクラスチェンジに使用できるので多いに超したことはありません。

逆に言えば捕獲をあまり怠るとポイントが取得ができないので自軍ユニットを強化・成長させることができず、ゲームが進むほど厳しい展開になることが予想されます。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想なお、今作では従来の親交のエッチイベントに該当する新キャラはいません。

その代わり前作の魔族制圧編ではヘルミィナと新キャラ以外は1シーンしか追加されなかった既存キャラにも今回は新たに2シーンずつ追加されています!

やたら人数を増やすよりはお好みだったキャラのシーンが増えた方が嬉しい!
という方もいるのではないでしょうか。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想

さらに戦闘ではついにあの強力な助っ人が参戦!!

今までの苦労がついに報われることに…。

(※加入条件に過去のクリアデータ内の行動が影響しているかは未確認です)

 

再び天使軍の本拠地に向けて進軍した一行が物語の核心に迫る「天上決戦編」は、追加された各要素やボリュームも含めて魔族制圧編以上に熱中できるゲーム展開となっています!

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の告知ムービー

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の詳細情報

ゲーム名 天冥のコンキスタ -天上決戦編-(てんめいのこんきすた てんじょうけっせんへん)
ブランド名 エウシュリー
発売日 2022年7月29日
ジャンル シミュレーションRPG
対応OS Windows 8.1/10
販売価格 4,840円(税込)

天冥のコンキスタ -魔族制圧編-をプレイした感想

この天上決戦編をプレイされる方は前二作をプレイしてデータを引き継いでる思いますが、魔族制圧編は最初から敵が強いとの声は多かったですが今回は極端に難しくは感じませんでした。

おそらくメーカーもそのあたりユーザーの声に対処したと思われます。

 

それに普通にヘルミィナを育てていれば前作の途中で「イルザの束縛弾」を習得していると思われ、遠距離からの攻撃+捕獲が可能になってるので序盤から格段に捕獲が楽になっているだけでなく、このゲームのどの戦場でもはずせない存在となっています。

捕獲するために死にぞこないの敵を意図的に何体も残して余計なダメージを食らうことが減りました。

 

難易度についてもう少し触れるとやはり終盤の数ステージに関してはかなり難しく一体も離脱させないで勝利するのは非常に困難となります。
まぁ、ここまで来る方はアイテムによる途中セーブやメンバーを変更して戦闘を最初からやり直すなどすればクリアできないということはないと思います。

ただ、「遠征」による各キャラがメインとなる戦場は総じて難しいと感じました。
そのほとんどが「メインキャラが〇体倒す」というミッション内容であったり、敗北条件は「メインキャラが倒される」となっているのでそのキャラ一体が離脱するだけで即ゲームオーバーになるところです。

もちろん以前にもこういうのはありましたが、強いキャラはともかく火力や防御が弱いキャラがメインの場合は難易度が一気に跳ね上がり何度かやり直したステージもあります。

報酬はそれぞれの専用武器なので魅力ではありますが、私は初回はラムエルとルシエルのは難しすぎて諦めました…。

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-の感想

 

そして「難しい」とは別の話ですが、さすがに3作目までくると所持してるユニットの数がかなりの数となっているので管理が大変になりました。

例えばAという魔物を3匹捕獲した場合、
確実にいらないと判断すればその場ですぐに全部生贄でポイントに変換して処分すればいいですが、私はレベルが高い魔物を入手した際は既存の同種と入れ替えたくなります。

その場合はまず所持してる魔物Aのレベルを確認してから契約・生贄の画面で取捨選択をすることになり、さらに処分する前に召喚の素材として使えるかも確認します。

そこに関する操作では契約・生贄の画面で「基本(種族)」ごとにソートしてもその後に編成画面で「レベル順」を選ぶと、再び契約・生贄の画面に戻った際のソートは「レベル順」になってしまいます。

この仕様はおそらく前二作と変わっていないと思いますが、ソート順は画面ごとに反映させてほしかったと今更ながら思いました。

 

ヘルミィナのおかげで捕獲に関してはバンバンできるのすが、それだけに後処理がまぁ大変!

一ステージ戦闘が終わるごとにこういう後処理で30分以上かけてるのは私だけなんでしょうか??
20時間でクリアした方もいるようですが私はその時点ではまだ半分を超えたあたりでした…。

まぁ、この手のゲームは強いキャラを厳選し集中して育てるのが最大の攻略法なのはわかってるので、私のように色々なユニットを使ってみたい人間が時間かかるのは仕方ないのかもしれません。

ついでにもう一つ面倒に感じたのは一度倒しても蘇るアンデット系が中盤以降多いこと。
捕獲の無駄打ちだけでなく、単純に倍の数を相手することにもなるので非常にしんどいです。
天使系の「最後の審判」より厄介なことがあるとは思いませんでした。

 

「天冥のコンキスタ -天上決戦編-」の戦闘は少し難しいくらいで、仮に負けてもその場でやり直すだけでも敵軍の移動や攻撃の変化などで戦況がガラリと変わる場合もあるので非常にバランスよく遊べると思いますし、純粋にユニットの特性や配置を考慮して進めるシミュレーションバトルは面白いです。

それに一部のシミュレーションと異なり、待っていれば敵が迫ってくるので下手に敵軍に突撃せず迫ってくる敵を一体一体迎撃すればなんとかなるので難しいと思ったらこの方法を試してみてください。(ターン制限は別問題として)

 

ただ一方、これだけ捕獲できる種族が増え苦労して育てたのだからマップ攻撃系以外でも使えるユニットがもう少しいても良かったと思います。

少年漫画のごとく敵として対峙すると強いが味方になると弱体化するのが結構います(苦笑)。

それでもシミュレーションゲームとしてもエロゲーとしても低価格で楽しめるのでコンキスタのゲームシステムが好きだった方は今まで以上に楽しめるので続けてプレイしてみてください。

もし、シリーズ未プレイの方でもご興味があれば次項で紹介している「コンプリート版」もあるので最初からプレイしてみてください!

 

天冥のコンキスタ -天上決戦編-

 

【注意】
このゲームを遊ぶには【天冥のコンキスタ】と【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-】がインストールされた環境でいずれもクリアしたセーブデータが必要です。

また、パッケージ版とダウンロー版の互換性があるのでインストールは相互にできます。

 

天冥のコンキスタ3部作のセットも登場!

天冥のコンキスタ】【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-【天冥のコンキスタ -天上決戦編-】3作がセットになったお得なコンプリート版も登場しました!

 

このコンプリート版の種類によっては【天冥のコンキスタ】初回購入特典に付属していて現在は手に入らない「天使の捕獲もリリィにお任せ!DISC」と「突撃!!青い看板のお店 DISC」の2つの特典アペンドディスクも収録されています!

単品で3作それぞれ買いそろえるよりも大変お得なので「コンキスタ」をプレイされたい方は価格的に非常におすすめです。

 

天冥のコンキスタ コンプリート版

 

【注意】
パッケージ版も音楽CD付属版も【メーカー公式】を購入なら非売品のアペンドディスクは付属されます。(限定生産)

ダウンロード版は必ず付属します。

 

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