アダルトゲームメーカのエルフは「ドラゴンナイトシリーズ」や「同級生シリーズ」など数々のヒット作を生み出し、メジャーブランドにのし上がりました。
今回の「DE・JA(デ・ジャ)」シリーズも、エルフのゲームのシナリオのほとんどを書いた蛭田昌人氏の作品です。
DE・JAは1990年にPC9801で発売された考古学者の異端児・初柴竜介(はつしばりゅうすけ)を主人公にしたコマンド選択方式のアドベンチャーゲームです。
後にその2年後の設定となる「DE・JAⅡ」も発売されました。
なお「DE・JAマルチパック」は「DE・JA」と「DE・JAⅡ」を収録したWindows版で、グラフィックも音楽も格段にパワーアップしてリメイクされたお得なセットです。
ここではDE・JA(Ⅰ)を中心にゲーム紹介と感想を書かせていただきます。
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)
DE・JAのゲーム概要
竜介は知識や発想力もずば抜けていますが、その反面、大胆不敵な発言や行動で考古学学会理事長の日向には煙たがられていました。
そんなある日、竜介の元へファンと名乗る人物から不思議な杖の謎を解明してほしいという依頼がきます。
どことなく神秘的で魅力あり謎が秘められたこの杖に竜介の考古学者としての血が滾ってきました。
好奇心旺盛な竜介は持てる知識と行動力を駆使して杖の謎を解くために縦横無尽に駆け回ります。
杖のことは日向を始めとする他の学会の学者には内緒で、がちゃ子だけには唯一心を許してるので、ともに協力して行動します。
依頼者から言われたように、杖を持つことで夢に出てくることになる金髪の美女。
なかなか逢えなかった竜介も解明を進めることでようやく夢で逢えるようになりました。
一つの謎を解けばまた別の謎が出て、時には杖以外の日向の妨害など数々のトラブルにも遭遇しますが、竜介は「杖の謎を解く」という固い意思の元、何事も努力と行動で切り抜けていきます。
…そして、ようやく謎の究明が佳境に近づき、竜介は目的地である海外の離島に上陸することになります。
幾たびの困難を乗り越え、最後に待ち受けてたものとは…?
DE・JAⅡも少し紹介
DE・JAⅡの画面もネタバレしない程度に少しだけ掲載しておきます。
前作DE・JAから2年後の設定になります。
より親密になったがちゃ子との関係。やはり大人になってます。
この人はアメリカかぶれの人物は誰?
この水晶の髑髏は一体??
竜介の新たな探求の始まりです!
DE・JAマルチパックの詳細情報
ゲーム名 | DE・JAマルチパック |
ブランド名 | エルフ |
発売日 | 2004年5月28日 |
ジャンル | 考古学アドベンチャー |
対応OS | Windows 98/Me/2000/XP |
販売価格 | 8,800円(税抜) |
DE・JAとDE・JAⅡをプレイした感想
DE・JAが発売されてた当時、パソコンゲームの雑誌には以下のような広告の文言がありました。
そういう方は一度この「DE・JA」をプレイしてください!
何しろ30年くらい前の記憶なので正確ではないですが、上記のような文言に一気に興味を持ってDE・JAを買ったのがきっかけでした。
アドベンチャーゲームの性質上、ネタバレに触れないように語るのはもどかしい部分もありますが、不思議な杖の謎を解明するたまに竜介は思考し、多くの人の協力を得て様々な場所へと行動します。
とにかく常に謎が飛び交っているので続きが気になり面白くて一気に長時間プレイしたくなるストーリーです。中盤以降からさらに盛り上がります。
うんざりするつまらないテキストをダラダラと読み続けるだけのそこらの紙芝居アドベンチャーとはレベルや思い入れが格段に違います。
蛭田作品の世界観というのもあり、随所に笑える部分があるのはもちろん、一つの物事を解決するために、竜介だけではなく、プレイヤー自身も考え、しんどい思いをしてトラブルを乗り越えるゲーム展開が非常に素晴らしいと思いました。
少なくとも昨今の深夜アニメのように能力で簡単に鍵を開けられる仲間がいたり、ハッキングしてあっさりと情報を盗み出すなんて幼稚で都合のいい設定はありません。
考古学者という職業の苦労もありますがそこから感じ取れる好奇心であったり探求心、冒険心、達成感などゲームを通じて魅力を感じさせてくれる作品です。
そう、アドベンチャーゲームは本来”冒険”(adventure)ゲームなんですよね。
DE・JAとDE・JAⅡをプレイするには
DE・JAには1と2がセットになった「DE・JAマルチパック」があります。
こちらは対応OSが古いですが、ダウンロード版はなんとWineows7/8.10に対応しているので非常におすすめです!
もちろん「DE・JA」と「DE・JAⅡ」それぞれの単品でのダウンロード購入も可能です。
DE・JAの謎解きとスリル満載の冒険を是非味わってください!
オリジナルのパッケージ版をお求めの方は発売が15年前というのもあり、市場に出回ってる数は決して多いとはいえません。
amazonでも在庫が残りわずかとなっていますので、手に入れるチャンスを逃さないようにしましょう。
