遺作(いさく)は1995年にエルフからPC98でリリースされたました。
このゲームは数々の罠が仕掛けられた不気味な廃校舎内を探索し謎を解きながら脱出を目指すアドベンチャーゲームとなり、やがてWindows版にも移植されました。
後に発売された「臭作(しゅうさく)」や「鬼作(きさく)」と同様に
不気味な風貌でインパクト抜群の名を持つおやじが女性に対して鬼畜行為を楽しむ「おやぢシリーズ」の第1作目となります。
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)
遺作のゲーム概要
小暮 健太の通う桜蘭学園が夏休みに入ったころ、健太は一通のラブレターを受け取る。
そして待ち合わせ場所である旧校舎5階の音楽室に行くとなぜか数人のクラスメイトや先生たちもいた。
その場のほとんどが健太同様に手紙で呼び出されたことを知り、状況がつかめない中、施錠されて旧校舎内に全員が閉じ込められてしまう。
そして皆を罠にはめたのは、陰湿で生徒たちに疎まれて悪い噂の絶えないは用務員の遺作(いさく)の仕業だと誰もが確信する。
暗い旧校舎に監禁された閉まった健太たちは謎を解きながら外への脱出を目指す。
そして遺作の罠や妨害に恐怖を覚える。
舞台となる旧校舎は見た感じ3Dダンジョン風となっていますが、学校なのでそれほど複雑な構造ではありません。
健太たちは5階から1階に降りて外への脱出を試みますが、各階に降りる階段の前の扉には鍵がかかっていているのでそのままでは開けることができません。
各階ごとの教室やトイレなど移動できるあらゆる場所を探索して遺作の仕掛けた謎を解明しながら扉を開ける鍵を見つけて下の階を目指します。
基本的に健太は一人で探索することになり、クラスメイト達は別行動をとっているので他の教室や廊下で遭遇することがあります。
時にはアイテムを見つけることがありますがその時点ではどこでどのように使用するかわからないので色々な場所を訪れクラスメイトと会話して使用方法を模索することになります。
また、行動や会話の中では稀に選択肢が出る時もあり、選択した内容によってその後の展開が大きく変化する場合も出てきます。
閉鎖された空間の中で隔離されたことによる恐怖と絶望でやがて生徒たちは精神的に追い込まれてきます。
時には些細なこととでケンカとなり恥じらいも捨て争うことも。
「遺作」のHなCGは基本的にこうしたソフトなパンチラを中心に…。
遺作の毒牙にかかることでハードな凌辱シーンが展開されることもあります。
「遺作」では最終的に全員無事な状態で脱出することが目的です。
ただ、健太の行動によっては女生徒たちが途中で行方不明となり、それは同時に旧校舎のどこかに潜んでいる遺作に捕まったことを意味します。
その後、探索中にビデオテープを発見することで捕まった生徒達のHで悲惨な凌辱CGを堪能することができます。
ハッピーエンドを目指すだけではなく、各女の子のエッチなシーンを見るにはいろいろな行動を試して様々な状況を作り出す必要がある為、毎回違ったプレイ方法が楽しめます。
なおオリジナルであるPC98版では、応募によって「盗作」というファンディスクを入手することができました。
この「盗作」では「遺作」の世界をパロディーにした内容が楽しめるだけでなく、本編では二人のヒロインしかなかったエンディングが、特定条件によって他のヒロイン達すべてのエンディングを見ることができるようになります。
今回のWindows版ではハッピーエンド後の追加コンテンツとしてこの「盗作」が開放されます!
遺作の詳細情報
ゲーム名 | 遺作(いさく) |
ブランド名 | エルフ |
発売日 | 1995年8月25日(PC98版) |
ジャンル | アドベンチャー(18禁) |
対応OS | Windows:7/8.1/10(ダウンロード版) |
販売価格 | ※時期により異なります |
遺作をプレイした感想
不安・恐怖・混乱・探索・思考・解明・拉致・監禁・凌辱・過激描写など…。
悪行の限りを尽くす「おやぢシリーズ」の第1弾は最も刺激的な内容となっています。
まず「遺作」が後の「臭作」や「鬼作」と大きく異なる点としては、探索・謎解きの要素がかなり濃いアドベンチャーゲームとなっていることです。
暗くて先に何が待ち構えてるかわからない不気味な旧校舎を徘徊し、教室やその他の部屋の隅々を探索していくことになります。
初見では疑問に思う場所もかなり出てきますが、その後も探索を続けてアイテムや鍵を見つけることで新たな道が切り開かれることになります。
考えられる動作を何通りか試したり、様々な場所を往復したり、プレイヤーが色々と頭を悩ますなど、これらが古き良きアドベンチャーゲームの醍醐味だと思います。
別の見方をすると昨今の業界の傾向や、世代によってはこういったシステムが面倒に感じるのでそういう方はちょっと合わないかもしれません。
逆に長いテキストをひたらすら読み続ける紙芝居アドベンチャーに飽きた方にはスリルと謎解きを非常に楽しめるゲームであるともいえます。
それに画面のあちらこちらをクリックするといっても何も見えない箇所に次の突破口が存在するようなことはほとんどないのでそこは心配しなくて大丈夫です。
ただ、一部アイテムのクリックの判定がわかりづらいところはありますが。。
続いて会話や行動によるストーリー進行についてです。
このゲームは健太の行動した順番、会話での選択によって展開が大きく変わります。
その為、何も反応がなかった場所でも後で特定の会話やメッセージを出す(表示させる)ことでフラグが立ち、同じ場所に戻っても違ったメッセージや展開になる場面が非常に多くあります。
仮に順番が少し違っても問題なく同じ展開になるところもあれば、順番一つ違っただけでまったく異なる展開になることも十分にあり得ます。
そして特定の条件を満たせばハッピーエンドになりますが、それ以外はバッドエンドが控えています。
このハッピーエンドの条件はかなり厳しいですが、いかに難しい謎を解けるか否か、というよりはたまたま運よく正しい順番で進めても辿り着ける、という可能性もあります。
つまりこのゲームは一周をじっくり遊ぶゲームというよりは、周回プレイで前回と違う選択肢を選んだり色々な行動を試すことで様々な楽しみ方ができるゲームといった方が的確です。
ハッピーエンドを目指すのは当然ですが、その場合は全員無事な状態で脱出しなければいけないのでHなCGは全く見られないことになります。
そこであえて少女達が行方不明になって遺作に捕まる状況を作り出すことでお楽しみのCGが待ち構えています。
「遺作」はこのように閉鎖された校舎内の探索において常に緊張感を味わうことができます。
時々鳴り響くいびつなチャイムの音がより不気味な雰囲気を醸し出してくれています。
操作ミスでつい間違って入る場所のない場所に入ることで会話が発生し、意図したフラグ立てが失敗することもあるのでかなり複雑でシビアなゲーム性となっています。
もし自力で頑張ってもなかなか進まず投げ出すくらいなら素直に攻略サイトを参考にして遺作の作り出す世界観を隅々を楽しむ方が得の気がします。
それに発売から約25年が経過してもオンリーワンのゲーム性を維持し続けてるこのゲームは文字通りエルフの「遺作」となった貴重な作品だと思いました。
遺作をプレイするには
遺作は移植されたWindows版でも古いゲームなのでパッケージ版を購入しても対応OS外の可能性があり動作するかは不明です。
そこで本サイトではWindows7、8.1、10に対応したダウンロード版をおすすめいたします。
臭作・鬼作をプレイするには
「遺作(いさく)」のおやぢシリーズには2作目の「臭作(しゅうさく)」と
3作目の「鬼作(きさく)」もあります。
「遺作」をプレイしてこのシリーズをもっと遊んでみたいと思ったら続けてプレイしてみてはいかがでしょうか。
いずれも同様にWindows7、8.1、10に対応したダウンロード版がおすすめです!
臭作(しゅうさく)
臭作は女子寮の女の子の部屋や脱衣所などにビデオカメラやデジタルカメラを仕掛け、写真や動画で女の子を脅迫して凌辱するアドベンチャーゲームになります。
女の子の行動パターンを読み取ってスケジュール表を作り上げましょう!
臭作は特定の条件で裏ストーリーが始まります。
臭作(しゅうさく)は1998年3月にエルフ(elf)からCD-ROMで発売されたアドベンチャーゲームです。 その後の2001年10月にはシナリオを一部追加したDVD-ROM版も発売されました。 このゲームは女[…]
鬼作(きさく)
「鬼作」は女の子を脅迫して凌辱していくという意味では臭作に近いゲーム性です。
ただ寮内だけで行動する臭作と違い、鬼作は積極的に外を歩いて女の子の弱みを握って行動を起こしていきます。
こちらも隠しストーリーがあり、エンディングはちょっとした人間味あふれるドラマチックな作りに仕上がってて必見です!
「鬼作(きさく)」は2001年にエルフ(elf)からWindows対応で発売されたアドベンチャーゲームです。 このゲームは「ドラゴンナイト」や「同級生」などエルフのヒット作を次々と生み出した蛭田昌人氏がシナリオ[…]