【王道RPG戦女神シリーズの原点】戦女神ZEROの紹介と感想

戦女神ZERO ゲームレビュ―戦女神ZERO(いくさめがみゼロ)は2008年6月に発売されたエウシュリー第9弾のファンタジーロールプレイングゲームです。

 

この作品はタイトルにEPISODE-0とあるように、同ブランドの代表作「戦女神シリーズ」において時系列的に「戦女神VERITA」「戦女神(天秤)」「戦女神Ⅱ」より前のストーリーになります。

主人公のセリカが神殺しになる経緯が描かれておりシリーズ未プレイの新規ユーザーにも楽しめるように設計され、さらに【美少女ゲームアワード2008 】においてプログラム賞金賞を受賞しました。

 

(C)Eushully / Anastasia All Rights Reserved.
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)

 

戦女神ゼロのゲーム概要

戦女神ZERO ゲームレビュ―「ディル=リフィーナ」と呼ばれる神々の戦いにより二つの世界が融合して創生された世界。

そこで生まれ育った主人公の剣士・セリカは「嵐の神の使い」として己の腕を磨きつつ、魔物や民族に苦しめられる人々の為に戦っていた。

やがてセリカは神器と神の力を奪い会う戦いへと巻き込まれていくことになる。

 

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―このゲームの主人公であるセリカは、戦闘で得た経験値を各能力値に割り振ることでHPやMP、攻撃力や防御力などの強化が可能となり、一定数になるとそれに伴いレベルアップします。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―廃都で出会う不思議な雰囲気を持つ少女・サティア。
セリカとの出会いに運命を感じるとともに共感を持ち一緒に旅に出ることになります。

 

なお、サティアをはじめとする仲間になるキャラクターの成長の仕方はセリカと異なり、従来のRPG同様に経験値を規定値に達することによるレベルアップになります。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―セリカの姉であり、嵐の神バリハルトの神官でもある・カヤ。
弟のセリカが堪らなく愛おしい姉ですが、任務の時には厳しく叱咤することもあります。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―その他にも多くのキャラクターが登場し、セリカの仲間に加わったり、時には敵として対峙します。

 

ゲーム中の行動によっては仲間に加えることが不可能になるキャラもいます。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―こちらが戦女神ゼロの全体マップです。
ゲームが進めば冒険できる場所が次々とマップ上に出現します。

エウシュリーのゲームのでは【ディル=リフィーナ】という独自のファンタジー世界を適用し、中でもラウルバーシュ大陸を舞台に描く作品が多く本作も同大陸の一部の地方になります。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ― 街の中ではラギールの店で武器や防具の装備を整えたり、教会で回復薬などのアイテムを購入することもできます。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―闘技場では掛け金を払うことでチャレンジでき、ランクごとに定められた敵を倒せば報酬を貰うことができ、次のランクへと進めます。

ゲーム中の戦力の目安にもなるので機会があれば挑んでみてください。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―セリカが冒険するマップは館から始まり、洞窟や森、宮殿など様々なロケーションが楽しめます。

なお一部の場所はイベント時にしか出現せず、クリアした後は二度と行けなくなる場所もいくつか存在します。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―

戦闘では主に武器による攻撃か、スキルの必殺技や魔法を使用して戦うことになります。

選択した武器やスキルによって威力や攻撃範囲が異なり、うまく利用すれば複数の敵を一度に標的にすることも可能です。

さらにスキルはTPやMPの消費量を増やすことで最大レベル5までチャージでき、より強力な効果を発揮することができるようになります。

ただ、チャージすることで発動時間が長くなるので、最悪、攻撃する前に集中攻撃を浴びることもあるので使いどころが肝心です。

なお戦闘には「陣形」もあり、選択した陣形の配置する場所によって攻撃力や防御力などの能力が上昇したりします。

 

戦女神ZEROの紹介

もちろん、ストーリーの合間に発生するエッチイベントも非常に豊富!

王道RPGを楽しみながらこうしたシーンも鑑賞できます。

 

戦女神ZEROの詳細情報

ゲーム名 戦女神ZERO(いくさめがみぜろ)
ブランド名 エウシュリー
発売日 2008年6月13日
ジャンル ファンタジーRPG(18禁)
対応OS Windows2000/XP/Vista
販売価格 パッケージ版:9,400円(税抜)
ダウンロード版:6,600円(※時期により変動します)

戦女神ZEROをプレイした感想

エウシュリーの看板作品である「戦女神シリーズ」だけあって純粋に楽しめる王道ファンタジーRPGとなっています。

主人公のセリカにつきましては経験値を得るごとにほぼいつでも好きな時に能力を割り振って強化でき、多くの仲間と出会い、様々な場所を探索したりスキルや範囲攻撃を考慮した戦略性の高い戦闘など面白い要素がたくさんありますし、ストーリーやキャラクターも高い水準にあります。

 

ただ、冒険するダンジョンなどの構造は序盤から、全体的にかなり複雑です。

 

縦横だけでなく高低差もあり規則性もない場所も多く、マップの切り替えやワープ地点などもあるので毎回すべてを踏破されたい方は非常に苦労させられると思います。

さらにストーリー上で一度しかいけないマップもわりとある為、宝箱の回収なども結構大変です。

 

そして戦闘も難易度はかなり高めです。

ボスだけではなく、雑魚も含んだほとんどの敵が通常攻撃の他に強攻撃を時々放ってくることがある為、
なんてことなさそうな通常戦闘でも気を抜くとターンが回ってくる前に集中攻撃を浴びてゲームオーバーになったりするのも一度や二度じゃありません。

 

戦女神ZERO ゲームレビュ―
それに加え、ストーリーの流れで主人公のセリカが一人だけで戦闘になることがやたら多い気がします。(召喚魔法によるサポートキャラは出せますが。)

その状態で複数の敵を相手にするにはスキルによる範囲攻撃を多用することになりますが、攻撃レベルを上げての範囲攻撃では待機時間中にやられることもしばしば。
そこで呪い攻撃までかけてくるのかよ!というひどい場所もあります。

「呪い」はこのゲームダントツのバッドステータスで戦闘時の待機時間が延びるだけでなく、経験値も入りません。
呪いにかかるだけで戦況が一変したりその後の戦闘も辛くなります。

 

そういうわけで一部の章ではボスクラスだけでなく雑魚相手にも死ぬことに慣れ過ぎてしまうが故

RPGでありながら「死にゲーかよ!」

 

と叫ぶことがありました。心の中で。
ゲームオーバーの音楽が頭から離れません。

 

他にも敵の攻撃の属性が雷が多かったらそれを吸収する防具を装備して対処するなどしましたが、逆にそれ持ってなかったら詰んだのか?と思うところもありました。

戦闘中以外はほぼいつでもセーブできるとはいえ、逆にこまめにセーブすることが必須のゲーム展開であるのは否めません。

チャージすれば楽そうに思えますが、消費MPや待機時間が増えますし、毎回雑魚敵相手にやるのも地味に面倒です。

 

私はエウシュリーの作品はこの「戦女神ZERO」以降に発売した作品ばかりを先にプレイしていた為か、この当時のエウシュリーのRPGがここまで過酷というか極端に面倒だったのは驚かされました。

 

それでも、王道的なファンタジーRPGとしてストーリーやゲーム性はグイグイ引き込まれるほど面白く、萌ゲーアワードで受賞するほどユーザーから高い評価を獲得しているのは納得できます。

一方で敵が強く複雑なダンジョンなど比較的歯ごたえのある上級者向けのRPGをプレイしてみたい方にはよりおすすめできます。

 

戦女神ZEROをプレイするには

戦女神ゼロは詳細情報にも記載した通り、
2008年発売のゲームなのでパッケージ版の対応OSはWindows2000/XP/Vistaとなり、現行のOSには対応していません。

 

そこで本サイトではWindows7に対応し、Windows8や10でも動作確認がされているダウンロード版を推奨します。

 

 

戦女神ZEROいくさめがみゼロ

 

また、ご興味があれば他の戦女神シリーズもプレイしてみて下さい。

「天秤のLa DEA。」は戦女神一作目のリメイク版になります。
今回のZEROよりも操作性やゲームバランスが非常によく調整されてるので初心者にもおすすめできます。

 

 

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