シャングリラ(SHANGRLIA)は、1991年にPC98シリーズなどでelf(エルフ)から発売されたシミュレーションゲームです。
こちらではグラフィックなどを強化て2005年に発売されたメイク版シャングリラのご紹介と感想を書かせていただきます。
出典:FANZA GAMES
シャングリラのゲーム概要
主人公のトオルは恋人のナツミと散歩している途中で一匹の猫を見つけ、古い洋館の中まで追いかけていくと一人の老人と出会い、ナツミを見失っていた。
フェルマータと名乗った老人はミズ・ウェルと呼ばれる別世界のヒュンケル王国の魔導士だった。
ヒュンケルは隣国・ガルーン王国の「マドゥーの呪い」によって主力となる10人の武将の魂が別の次元に飛ばされ危機的状況に陥り、エリオン王子までも呪われトオルの体に入って導かれたらしい。
トオルは25日以内に各世界へと赴き、呪いの根源となる「マドゥーの鏡」をすべて割ることを課せられる。
10人の武将の救出と自身の消滅を防ぐために。
洋館の中には別の世界へと続く10の部屋があり、プレイヤーはお好みの場所から選択できます。
部屋の中にそれぞれ武将の魂が乗り移った女の子から話が聞け、「ペンダントを使う」ことで別の世界(戦場マップ)へと飛び立てます。
戦場はシミュレーションパートとなり、まずは出撃する部隊を選択します。
各部隊は攻撃力、防御力はもちろんのこと射程距離や他部隊との優劣の相性、地形による移動速度などが異なります。
王子となったトオルの統率力(コスト)内で部隊を複数選択できるので事前にマップを確認して敵軍に相性のいい部隊を編成します。
戦場では敵軍を全滅させるか城を占領することが勝利条件となります。
ターン制で進行し、草原、森、橋、クレーターなど様々な地形を進みながら各部隊の性能を駆使して敵軍の撃破を目指します。
なお、自軍の砦では部隊を回復させることができます。
「占領」ができるのは剣士隊と槍隊のみとなり、城以外では点在する敵軍の砦を占領することで自軍の回復ポイントにできるので戦場では剣士など一人か二人を出撃させておくことが望ましいです。
そして射程距離まで敵軍に近づけば攻撃を仕掛けることができ、一部隊の8人すべて倒せばその部隊は消滅します。
ただ、同様に敵軍の射程にも入ってれば反撃もされるので自軍の被害も考える必要があり、どんなに部隊のレベルを上げてても全滅したら二度とその部隊は復活できないので慎重な戦略が必要です。
見事、戦場で勝利すればその世界で魂を奪われた武将の女の子が復活します。
そしてご褒美として…服を脱ぎます!
このゲームのエロシーンは、同ブランドの「エルフオールスターズ脱衣雀シリーズの1作目」と同様、画面いっぱいの縦スクロールで展開されます。
しかも脱衣雀と異なり一枚一枚、一度の勝利で全部脱いでくれます。
(1人あたり4~6シーンほどですが残念ながらムービーはありません。)
基本的に各部隊でそれぞれ隊長を務めてる女の子が部屋にいます。
(例えば一葉の部屋から飛ばされた戦場で勝利すると以降は戦士隊の能力がアップ)
早く強化させたい部隊の女の子がいる部屋からクリアしていくのも一つの作戦ではありますが、性能のいい部隊を強化できる戦場は難易度も高いので、難しいと感じたら後回しにして比較的敵攻めやすいところから優先させて進めてく方がおすすめです。
統率力を上げ、各部隊を成長させ、25日以内に10人の女の子全員の魂を解放すればクリアとなります。
なお、難易度問わずゲームを一度クリアすればタイトル画面に「スペシャルMAP」が追加され、新たに20のマップにチャレンジすることができます。
シャングリラの詳細情報
ゲーム名 | シャングリラ(しゃんぐりら) |
ブランド名 | エルフ(2022年現在はFANZA GAMES) |
発売日 | 1991年(PC98版) 2005年(リメイク版) |
ジャンル | シミュレーション(18禁) |
対応OS | Windows7/8.1/10(リメイクダウンロード版) |
販売価格 | 4,180円(リメイクダウンロード版) |
シャングリラをプレイした感想
シャングリラは同ブランドの「ドラゴンナイト4」と同様、やや戦闘が難しいシミュレーションゲームです。
ノーマルでも敵軍がわりと多く確実に相性のいい部隊で戦闘しないと苦戦を強いられます。
とはいっても難易度が4段階から選べるので苦手な方でもイージーモードでプレイすれば問題なく楽しめるかと思います。
シミュレーションパートは戦略が面白くイージーなら早くて5分ほどで終わるくらいのテンポの良さですが問題点もそれなりにあります。
やはり部隊によって移動速度の違いや地形による移動制限などを受ける為、なかなか先に進めない部隊はほとんど攻撃の機会に恵まれず成長もできず役に立ちません。
さらにこのゲームは1部隊分の幅の道が多く、忍者など一部の部隊以外は後ろの部隊が前の部隊を追い越すことができません。
移動速度の遅い部隊をうっかり前に置いたら渋滞状態に陥ったりしますし本当にただのお荷物となってしまいます。
部隊同士の相性のバランスは戦略を楽しくさせてくれるのですが、明らかに自由に動ける空中部隊や射程距離の長い弓矢隊の方が使い勝手が良いのでこの辺りはドラゴンナイト4と同様の不満があります。
戦士とかわざわざ使う必要があるのか?とさえ思っちゃいました。
そして攻略対象となる女の子は10人もいて全体的に可愛いのですが、一度戦場マップをクリアすればすぐに最後のシーンまで見れちゃうのがもったいなくもあり拍子抜けしてしまいます。
リメイクなのでせめて一つの世界で戦場を2、3面クリアする必要とかもう少しじらした方が脱衣雀のように徐々に脱がしていく過程や達成感を味わえてゲーム性もより一層楽しめたかと思います。
せっかく可愛い女の子が多いのに簡単にすべてを見れてしまうからキャラへの思い入れが薄く、達成するとすぐに「次!」という感じの思考になってしまいます。
ただ、何人かの女の子は「最初の1人目として」助けないと回収できないCGもあります。(再チャレンジ可能)
上着、下着など一枚一枚脱いでいくグラフィック、ド迫力の縦スクロールなどエロシーンに関しては高く評価させていただきます!
加えて私は現行のエロゲーでは当たり前となってる官能小説のような長いテキストが非常に退屈するのでこのゲームのようにテキストそこそこにエロシーンが1、2分であっさり終わってきちんと閲覧モードで見れれば大満足です。
(エルフが活躍していた90年代のエロゲーは長くても同級生の5分くらいでしたし。)
この辺りはエロゲーに何を求めるかは個人差があるのでご了承ください。
女の子がらみで一つ不満だったのは最初に登場する正ヒロイン(?)と思われるナツミのエッチシーンがなかったこと。
ストーリーに直接関わらないのは仕方ありませんが、せっかくクリア後に20の新マップが遊べるのだから一つのやり込みとしてそれらをすべてクリアしたらナツミのエロシーンを見ることができるとかそうした目標、特典があっても良かったと思います。
一部の部隊の性能差は気になるもののシミュレーションパートは楽しく、クリア後に追加される20面も非常にやりごたえがありあます。
オリジナルの時代を考えれば10人の可愛いヒロインがいて4~6シーンあるので自分には豊作です。
ゲーム全体で見れば10時間もかからないくらいのボリュームかもしれませんが手軽に楽しめるシミュレーション、エロゲーとしては十分だと思います。
3作目の発売は考えにくいですが、ここに書いたボリュームなどの不満が解消され、脱衣雀2以降の立ち絵による脱衣ムービーが追加されれば個人的に3,000円くらい高くても私は喜んで購入すると思います!
シャングリラをプレイするには
シャングリラは、2005年当時に発売されたリメイクのパッケージ版がありましたが現行のOSでの動作は不明です。
そこで本サイトでは2017年からFANZA GAMESによって配信されてる
Windows7/8.1/10に対応したダウンロード版での購入をおすすめいたします。
シャングリラが気に入った方は続編のシャングリラ2も同様に楽しめるかと思いますし、2作セットになったマルチパックも出ています。
さらにストーリーを重視したシミュレーションを遊んでみたい方はドラゴンナイト4もおすすめです。
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