かつてアダルトゲーム界において最前線で活躍していたブランド・エルフ(elf)。
同ブランドのゲームの中でも名物おやぢが鬼畜行為を行う「伊頭家シリーズ」は、監禁・脅迫・盗撮・凌辱など猟奇的で人非人ともいえるおやぢ達の危険でハードな行為と秀逸なゲーム性が特徴的です。
ここではシリーズ3作をまとめてご紹介させていただきます。
遺作(いさく)
シリーズの1作目の「遺作(いさく)」は1995年にPC98シリーズで発売され、その後Windwos版へと移植されました。
高校生の健太は手紙で旧校舎の音楽室に呼び出されたが、そこには健太と同じようにクラスメイトや先生も集められてました。
状況がまったく読めず一同が困惑する中、下の階へ降りる階段の扉も閉められ全員が旧校舎に監禁されているいることを把握します。
同時にこの一連の流れは奇妙な行動の数々で評判の悪い用務員の遺作の仕業であると誰もが推測しました。
プレイヤーは健太となり先生や生徒達とともに暗くて広い旧校舎からの脱出を目指すことになり、まずは校舎内を探索して下の階に通じる扉の鍵を探します。
このゲームは謎解きの要素が非常に強く、遺作の出した謎かけを解いたり探索中に発見したアイテムをどこでどのように使用するかなどプレイヤーが頭を使って道を切り開いていくことになります。
さらに健太が行動する順番や選択肢などでもゲームの展開は大きく変化することになります。
健太の行動によってはクラスメイトが行方不明になることも…。
その後、発見したビデオテープを再生するとそこに映し出されたのは遺作に捕まって凌辱される女の子のあられもない姿が!
健太は知恵をふりしぼって道を切り開き全員の仲間と無事に旧校舎を脱出することができるか?
先の見えない不気味な舎内で起こる恐怖と緊張感に溢れるアドベンチャーゲームです。
遺作(いさく)は1995年にエルフからPC98でリリースされたました。 このゲームは数々の罠が仕掛けられた不気味な廃校舎内を探索し謎を解きながら脱出を目指すアドベンチャーゲームとなり、やがてWindows版にも移植されました。 […]
臭作(しゅうさく)
シリーズ2作目の「臭作(しゅうさく)」は1998年にWindows用PCゲームとして発売されました。
プレイヤーは臭作となり、音楽学院の女子寮の管理人として潜り込んで先生や女生徒の計8人に凌辱することを目論みます。
ゲーム期間は36時間となり、1時間ごとに15分ずつ4回の行動を選択します。
女生徒が不在の時を狙って各部屋や脱衣所やトイレに潜入し、デジタルカメラやデジタルビデオを配置して女の子達の様子を盗撮します。
カメラは静止画でビデオは長時間の動画撮影が可能です。
女の子の行動パターンはある程度時間や場所で決まっており、うまくタイミングがあえばプライベートの姿を記録することができます。
もちろん、時には盗撮が空振りすることも。
後にカメラなどを回収してパソコンで映像を確認すると基本はくつろいでいる女の子も稀に人に見せられない恥ずかしい姿を晒すこともあるので確認時は何が映っているか非常にドキドキできます。
そして十分に相手の弱点となる証拠映像が集まったらそれをネタに一人一人脅迫して臭作の凌辱タイムが始まります!
なおこのゲームも遺作同様に、プレイヤーの行動次第で展開が変化する場合もあるので色々なパターンを試した方がより多くのCGを回収することができます。
そして「臭作」は、プレイ中にある条件を満たせば絵里とともに歩む裏ストーリーが始まります。
どのような結末を迎えるかご自身で確認してみて下さい!
臭作(しゅうさく)は1998年3月にエルフ(elf)からCD-ROMで発売されたアドベンチャーゲームです。 その後の2001年10月にはシナリオを一部追加したDVD-ROM版も発売されました。 このゲームは女[…]
鬼作(きさく)
シリーズ3作目となる「鬼作(きさく)」は2001年にWindows用PCゲームとして発売されました。
鬼作は某製薬会社の社員寮の管理人となり、女子社員や家族関係者を脅迫して己の鬼畜美学を遂行することを目的としています。
月の始めに4週分のスケジュールを決めてターゲットとなる女の子を盗撮などして弱みを握って陥れるという基本的な流れは前作の「臭作」に近いシステムです。
スケジュールで指定した場所や時間によってはイベントが開始され、シャッターチャンスの時間となります!
イベントの時期的タイミングは完全な固定ではなくキャラごとのイベント消化具合によって若干ずれることもあり、このゲームもプレイヤーの行動次第で展開が変化します。
なお鬼作はゲームが進むと製薬会社の正社員となり、一定期間ごとに営業ノルマを達成する必要があります。
女の子を脅迫するネタを集めるのが目的とはいえ、鬼畜道を学んで己のスキルを高めつつ営業の勉強をして営業成績も考えなければいけないので前2作とはまたベクトルの違う難しさがあります。
そして決定的な脅迫ネタを掴んだ鬼作は女の子を空き部屋に呼び出すことに。
どうにもならない状況に女の子は泣きながら鬼作の言われるがまま…。
そんなある日突然、鬼作の部屋に現れた小さな女の子。
「鬼作」も条件を満たすことで裏ストーリーが始まります。
この幼女との交流を描いた物語の泣かせるエンディングは必見です!
「鬼作(きさく)」は2001年にエルフ(elf)からWindows対応で発売されたアドベンチャーゲームです。 このゲームは「ドラゴンナイト」や「同級生」などエルフのヒット作を次々と生み出した蛭田昌人氏がシナリオ[…]
エルフの伊頭家おやぢシリーズはいかがでしたでしょうか。
遺作は探索や恐怖、臭作と鬼作は盗撮からの凌辱が楽しめますが、どれも単なるエロゲーと一言では片づけられないような緻密で複雑に絡んだシステムとプレイヤーの集中力を離さない深いゲーム性が備わっているのでどの作品も非常におすすめです。