イブニクル2(Evenicle Ⅱ)は、2019年2月にアリスソフトから発売されたファンタジーPRGです。
昔ながらの2Dフィールドマップを採用し、お嫁さんを何人も娶ってともに冒険する「イブニクル」の第2弾となります。
一部の設定を流用している箇所こそありますが、基本的に新キャラによる新ストーリーが展開されます。
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出典:FANZA GAMES
イブニクル2のゲーム概要
モンスターと戦えるスキルや魔法を持つのは一部の戦士だけ。
しかしそれらは多用することで病気に罹りやがて命を落とす。
人々はこれを「英雄病」と呼び恐れていました。
田舎町の研修医のアレクはあらゆる病気を治せる「メディカ」というスキルを所持し、自身は英雄病には罹ることはありません。
やがて新たな伝染病に怯えて混乱していく世界。
アレクはメディカで生み出した薬を届ける為に王都を目指すことになります。
イブニクル2のゲームは広大なフィールドマップを駆け巡って冒険することになります。
前作同様、冒険中に知り合った女の子をお嫁さんとして娶ることができ、パーティーに加わってともに戦ってくれます。(一部は非戦闘員のお嫁さんもいます。)
フィールド上には街や洞窟などの他にイベント発生を示す緑と赤の矢印マークや宝箱、罠などが配置されています。
さらにコレクションとして強力な大怪獣や絶景などの名所も点在しているので、メインストーリー以外のやり込み要素としても楽しめます。
そしてフィールドやダンジョンでは一定距離を歩くごとに画面上の「ENCOUNTER」が増えて行き、7つ溜まると高確率で敵が出現するようになります。
アレク達が冒険先で訪れる街などでは武器や防具を購入したり人々から情報を得ることができ、経験値が一定値に達していればレベル神からレベルアップをしてもらえます。
ステータス画面ではキャラクターの装備の他、戦闘で使用するスキルを各キャラクターに定められたスキルポイント内で選択できます。
周辺にいる魔物の弱点やパーティー全体のバランスを考慮しつつ3パータンまで設定が可能です。
戦闘シーンではアレク達メンバーは最大5人まで参加でき、画面右上のアイコンが左端に達したキャラから行動可能となり攻撃やスキルを実行できます。
戦闘中の各キャラにはBPがあり、ターンが回ってくるごとに1ポイントずつ加算され最大5ポイントまで溜まります。
選択した魔法や特技などのスキルに応じて異なる数のBPが消費されるので、小刻みに弱スキルを使用するか、1ターン待ってBPを溜めるか使いどころに戦略的要素があります。
一部の敵は弱点もあるので相性のいいキャラの特技や魔法を使えば効率のいい戦いができます。
なお稀に出現する女の子モンスターは捕獲することでキャラクターに装備させることで強化でき、不要なら売ることもできます。
ゲームが進めば合間に自宅に戻ることで「嫁イベント」を発生させることができるようになります。
嫁イベントではカルテを消費することで実行でき、お好みのお嫁さんを選択することで日常の会話イベントが始まったり稀にエッチなCGを堪能することもできます。
そしてイベント終了後にはアイテムを手に入れたりスキルを習得することもあるので、カルテを手に入れたら積極的に使用した方がどんどんパーティーを強化できます。
そのカルテはどのようにして手に入れるのか?
これからご説明します。
イブニクル2では稀にパーティーのお嫁さんが病気に罹ってしまいます!!
病気になったお嫁さんは、以降の戦闘では攻撃ミスが発生しやすくなったりHPが減ったりする他、移動中のエンカウント率が上昇するなど病気ごとに応じたバッドステータスが追加されるようになってます。
病気に罹った場合は、各街にあるホスピスに行き、アレクが「研究」をすることで病名が判明して対処します。
ただこれはあくまで一時的な治療に過ぎないので、以降も戦闘を続ければ「英雄病深度」が増加され100%になると再び同じ病気に侵されてしまいます。
そういうわけで根本的に病気を完治させるには病気を撲滅する特効薬を作る為の素材を入手するしかなく、それらは冒険の先々で探すこととなります。(ヒントはあり)
そして見事、目的の素材を発見し特効薬を使用して病気を撲滅させた後には「撲滅ボーナス」が発生し、お嫁さんのステータスを一つ選んで強化することできるようになりカルテを入手することができます。
病気を撲滅するアイテム探しは大変ですが、数を多くこなせばそれだけどんどん強くなれるということです。
このようにイブニクル2はフィールドを駆け回り、目的場所を探索してボスを撃破してイベントを進行させるオーソドックスなRPGです。
特徴として合間に嫁イベントや病気イベントを達成しながらパーティーを強化させ、サブイベントやコレクションなどのやり込み要素も楽しむこともできます。
イブニクル2のデモムービー
イブニクル2の詳細情報
ゲーム名 | イブニクル2(いぶにくるつー) |
ブランド名 | アリスソフト |
発売日 | 2019年2月22日 |
ジャンル | フィールドRPG(18禁) |
対応OS | Windows 7 / 8 / 10 |
販売価格 | 通常版:8,800円(税抜) ダウンロード版:7,200円(税抜) |
イブニクル2をプレイした感想
イブニクル2は前作のシステム上の長所をそのまま取り入れて病気イベントなどが追加されました。
フィールドは広いですが、踏破した場所はマップにどんどん描き込まれていくので埋めるように進めば道に迷うことはほとんどありませんし、後に瞬間移動の魔法も取得できるので移動のテンポは非常にいいと思います。
戦闘は前回の敵と向かいあうアングルから横視点になりましたが進め方は同じです。
そして、やはり戦闘でのBPの仕様は秀逸です。
小刻みに攻撃した方がいいのか、溜めて強力な攻撃を放つか。
回復するべきか、一気にたたみかけるか。
ケースバイケースに応じた色々な戦い方ができるのが面白いですし、さらに今回は高速戦闘にも切り換えられます。
ちなみに戦闘シーンの曲はめっちゃかっこいいです!(上記動画参照)
ただ、前作同様「オートバトル」の開始ボタンが画面左下にあるのは本当に面倒に感じます。
中央あたりにあっても問題ない気もしますがなぜここを改善しなかったのか??
画面右側でスキルを選択してから「オートバトル」までカーソルを動かすには大分距離があります。
もう一つ煩わしく感じるのはやはり病気イベントでしょうか。
一つ完治したと思ったら容赦なくまたすぐ別の嫁が新たな病気に罹ったりします。
時には1人で3つの病気になることも(苦笑)。
しかもダンジョンの探索の途中でも病気になるものだから、いったん引き返すか、一か八かボスまで突き進むか悩む場面はわりとあります。
ただ追加されるバッドステータスによっては即座に探索を諦めなければいけないレベルのもあるのでイラッとしてしまいます。
でも、この病気イベントは撲滅することでキャラクターのスキルを上げることができるのです。
逆に言えば、レベルや装備以外でキャラクターを強化するならこの病気イベントを一つでも多くこなしていく必然性があります。
このあたりが実に巧妙というか「アメとムチ」というべきか、プレイヤーが「治すしかないのか」という思考になるように練られています。
あと大した問題ではないですが、なんとなくゲームの性質上、主人公のアレクの性格が明るく社交的でスケベなところが前作「イブニクル」のアスタと大差ないというかほとんどキャラがかぶっている気がします…。
このようにほんの些細な不満点こそありますが、「イブニクル2」は純粋にロールプレイングゲームとしては楽しめる作品です。
出てくる女の子も全体的に可愛いですし、嫁以外のサブキャラとのエッチシーンも豊富に用意され、本編以外にもサブイベント、マップに散らばる各名所の発見や大怪獣の討伐などやりこみ要素があります。
システム的にはほとんど前作と変わらず非情に遊びやすくて熱中できますが、
「病気」はかなり厄介なのでもしこのシリーズを遊んだことがない方はまずは前作の「イブニクル」から始める方をおすすめします。
イブニクル2をプレイするには
イブニクル2はパッケージ版とダウンロード版があります。
前作の「イブニクル」も気になる方は遊んでみて下さい。
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