今回は2005年にファルコムから発売された【イース -フェルガナの誓い-】をご紹介させていただきます。
このゲームは、1989年にPC98で発売されたイースシリーズ3作目のイースⅢ【WANDERERS FROM Ys(ワンダラーズフロムイース)】のWindowsリメイク版でグラフィックやBGMの強化はもちろんのことマップが広大になり追加アクションを搭載し、ストーリーもボリュームが増しています。
イースシリーズは1987年に発売された第1作「イース(Ys1)」から続いてる日本ファルコムの代表的なアクションRPGです。
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出典:DMM GAMES
イース -フェルガナの誓い-のゲーム概要
オリジナルのPC98版ではサイドビューの2D横型スクロールのアクションでしたが、
フェルガナの誓いでは街の中や冒険の舞台、戦闘シーンに至るまですべて3Dでの表示となりました。
ストーリーはドギとともに旅を続けてた主人公のアドルが、ドギの故郷であるフェルガナ地方のレドモンドの街を目指すところからはじまります。
ゲームは基本、レイモンドを中心にイベントが進行して冒険の舞台が広がっていきます。
各キャラクターのデザインもオリジナルから描き直され、一部ストーリーやシステム面において追加・改善が施されています。
さらにグラフィック全般もオリジナルとは比較にならないほど細部まで描き込まれ、美しい景色を堪能しながらフェルガナの世界観に浸って冒険ができます。
戦闘での基本的な操作はオリジナル版と同様に剣を振り回しての攻撃やジャンプです。
さらにこのフェルガナの誓いではダッシュや二段ジャンプのほか
火、風、地の腕輪を手に入れることでそれぞれに対応したリングアーツという特殊攻撃を発動できるようになりました。
風霊の腕輪⇒剣を旋回させて周囲の敵に攻撃
地霊の腕輪⇒衝撃波を放つ体当たり攻撃
いずれもチャージすることでより強力な攻撃が放て、異なる特性を使い分けて強敵を撃破していきます。
もちろんパワーアップしたのはアドルだけではなく各ボスも同様です。
ボスの基本的なフォルムこそオリジナルと似ていますが、3Dになったことでより多彩な攻撃手段を用いてアドルを苦しめます。
さらに冒険場所でも立体的な段差や様々なギミックが出現するようになり、戦闘以外でも精度の高いアクションが随所で要求されるようになりました。
「イース -フェルガナの誓い-」デモムービー(PSP版)
※Windows版と一部内容が異なる場合がございます。
イース -フェルガナの誓い-の詳細情報
ゲーム名 | イース–フェルガナの誓い– |
ブランド名 | 日本ファルコム |
発売日 | 2005年6月30日 |
ジャンル | アクションRPG |
対応OS | Windows98/2000/Me/XP/Vista/7/8 (※パッケージ版の種類により異なります) |
販売価格 | パッケージ版の種類により異なります |
イース -フェルガナの誓い-をプレイした感想
オリジナルのPC98版であるイース3(ワンダラーズフロムイース)は私が初めて買ったパソコンゲームであった為、思い入れが強く10回はクリアしたほど遊び尽くしたゲームです。
当時は慣れないテンキー操作に苦戦しながらも面白くて夢中になりました。
もちろんこのリメイク版である「フェルガナの誓い」も購入しており、
長い年月を経たことでより強化されたアクションやグラフィック、アレンジされたBGMなど非常に衝撃を受けました。
基本的なストーリーや冒険の舞台などはオリジナルとは変わりませんが、3Dになったことで冒険先の地形などは大分変化した印象があります。
最奥のボスに辿り着くまでの道筋もかなり長くなり、レベルアップを目的とした雑魚敵との戦闘の繰り返す時間もいくらか増しています。
尤も、オリジナルは本7、8時間もあればクリアできたくらいのボリュームだったのでちょっと物足りなかった部分もあるのでリメイクされて事でいくらか長く遊べるようにはなっています。
グラフィックと同様に大きくパワーアップしたと言えるのはアドルのアクション性です。
せいぜい剣を振ったりジャンプするかリングを装備するしかなかったオリジナルと異なり、
ジャンプ攻撃に連撃を適用したりブースト発動による強化のほか、上記でお伝えしたリングアーツによる3種類の剣技が可能となったことで攻撃方法が大幅に増して爽快なアクションが楽しめるようになりました。
ただ…、
一部のボス戦と冒険先のギミックが異常に難しい!
このフェルガナの誓いの初回盤では「EASY・NORMAL・HARD」の3段階の難易度が選べます。
通常はどんなゲームでも基本的にNORMALで遊ぶ私ですが、アクションが久々だったのもあり、念の為EASYを選択してゲームをプレイしました。
おそらく、ボス敵などは「NORMALに比べて」弱くなっているのでしょうが、、、
EASYでも十分強すぎます(苦笑)
直前の雑魚敵からは大して経験値が得られなくなるほどレベルを上げてたとしても、その後のボスでは突撃したまま戦ったりかわすタイミングなどを間違えるとあっというまにやられちゃうような強敵ばかりです…。
中盤以降のボスはどれも一筋縄じゃいかなく、何度も何度も負けて避けるところは確実に避けてダメージを蓄積させていく方法を体で覚えていくしかないです。
そして冒険先(ダンジョン)の仕掛けも一部が非常に意地悪です。
終盤の沈む床が連続した場所は本当にこのゲームを諦めようと思ったレベルです。
なんでわざわざリメイクでこんな腹立つ仕掛けを追加するのか!と思いました。
心の中で。
EASYにしたところでギミックの難しさは変わりません。
システムが強化されアクション性が増したが故に、攻撃が多彩なボスキャラや意地悪なギミックが増えたのはなんとも皮肉なところです。
ボスによってはリングアーツを切り換えながら戦わなくちゃいけない相手もいるので、より冷静な判断と正確な操作が要求されます。
テンキー操作でもどうにかなったPC98版とは違い、
狭い場所でのジャンプ操作や離れた足場に斜め手前にジャンプして旋回して渡るなど凶悪な場所も中にはあるのでゲームコントローラーを使用することをおすすめします。
もちろん、アクションが難しいということに特に抵抗がなければ非常にテンポが良くて面白いゲームとしておすすめできます。
イース -フェルガナの誓い-をプレイするには
イース -フェルガナの誓い-をご購入される場合、対応OSはWindows8までとなっています。
幸いにも私のWindows10のデスクトップパソコンでは正常に動作してくれてますが、
基本的に非対応OSによる動作は環境によるのでご注意してください。