「鬼作(きさく)」は2001年にエルフ(elf)からWindows対応で発売されたアドベンチャーゲームです。
このゲームは「ドラゴンナイト」や「同級生」などエルフのヒット作を次々と生み出した蛭田昌人氏がシナリオを手掛け、「遺作(いさく)」「臭作(しゅうさく)」に続く「伊頭家おやぢシリーズ」の第3作目でありシリーズ最後の作品となります。
主人公の鬼作は、社員寮の管理人として振る舞いつつ女子社員たちの恥ずかしい姿、人に見られては困るような場面を写真に収め、それをネタに凌辱をするというまさに鬼畜的なゲームとなります。
以降にゲーム内容の紹介と感想を書いていますのでごゆっくりとご覧ください。
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)
鬼作のゲーム概要
鬼作は己の鬼畜の美学を貫く為に杉本製薬の社員寮の管理人となり獲物を狙います。
ターゲットとなる女性は君崎 宏美・三波 撫子・白石 桃子・姫野 優里・秋本 葵・末広 円香・柏木 綾乃・杉本 翔子の8人で杉本製薬の社員や家族、関係者がほとんどです。
このゲームの目的は女性キャラクターの弱みを見つけて写真に撮り、それをネタに脅迫して鬼畜行為を行うことです。
鬼作はその野望の為に日常では猫を被って人のいい管理人を演じたり会社の人達と接待することなど仮の姿で女の子を欺き油断させます。
目的の為には手段は選びません!
まずは自室である管理人室で翌月4週分の行動スケジュールを決めることになります。
日中は主に寮内、社内、街中などを徘徊してターゲットとなる女性を発見して交流を深めたり、シャッターチャンスを狙います。
スケジュールを決めると実際に選択した場所で鬼作が行動を開始します。
女性だけではなく誰かしらと遭遇できればイベントシーンへと進みますが、時には誰とも遭えず空振りに終わることも。
実行した時期や選択した場所によって出会うキャラが異なったり特定のキャラのイベントが発生することもあるので様々な行動を試してみましょう。
そしてゲームが進むと鬼作は管理人を兼ねたまま杉本製薬の正社員へと登用され、営業活動を任されることになります。
定められた期間内に一定のノルマを達成しなければゲームオーバーになるので、女の子だけを追いかけ回すというわけにはいかなくなります。
とはいっても周りが忙しい社内でもそこに女性がいれば鬼作にとっては脅迫する為のネタ探しの場所でしかありません。
仕事中だろうとなんだろうと常にどこでも目をギラつかせているのです。
そして一瞬のタイミングも見逃さずデジカメでパチリ!
週ごとの行動後(土曜の夜)にはその週の収穫を確認したり、営業のことや鬼畜道を勉強をしてスキルを向上させることもできます。
一部イベントの発生条件には鬼作のパラメータの数値も関わってくるので疎かにはできず合間合間に実行する必要があります。
そして色々なイベントに遭遇し、証拠写真などの決定的な脅迫ネタが十分にそろっていれば女の子を追い込むことができます。
逆にネタ不足だと警察に通報されてバッドエンドを迎えることもあるのでタイミングは慎重に選ぶことが大事です。
ターゲットとなる女の子を陥れる為には、女の子個別に存在する重要イベントを発生させなければなりません。
その為には時には人づきあいなどもして行動範囲を広げ、別の角度から親交を深めていき徐々に狙っていくことも必要です。
そんなある日、ついに好機到来!!
ある場所で鬼作は女の子のとんでもない行動を目撃することに成功しました。
…もちろん証拠はしっかりと残してます。
決定的な脅迫ネタをゲットしたことにより、鬼作は即座に行動を起こします。
寮の空き部屋に呼び出された女の子は鬼作の脅しに対し最初は反論するも、巧みな話術と迫力に圧倒され………
ついに観念します。
どうにもできない現状に心が折れた少女はもはや鬼作の思うがままに…。
肉奴隷と化した女の子への凌辱行為は一度や二度では終わりません。
精神が崩壊するまで続きます。
なお同じシーンでも特定条件を満たせば鬼作視点で堪能することができるようになります。
ただ、鬼作は1人や2人陥れたところで己の欲求を満たすことはできません。
その後も他の女の子を追い込む為の脅迫ネタ探しは留まることを知らずエスカレートしていきます。
中には高慢な態度でなかなか弱みを見せない難敵もいるので、時には正面突破ではなく周りの協力を得てネタを得る場面もでてきます。
利用できるものはすべて利用し、鬼作は悪行の限りを尽くし己の鬼畜道を貫き続けます…。
鬼作の詳細情報
ゲーム名 | 鬼作(きさく) |
ブランド名 | エルフ |
発売日 | 2001年3月30日 |
ジャンル | アドベンチャー(18禁) |
対応OS | パッケージ版:Windows98/Me/2000/XP アニメーション追加ダウンロード版:Windows:7/8.1/10 |
販売価格 | パッケージ版:9,800円(税抜) アニメーション追加ダウンロード版:7,124円(税込) |
鬼作をプレイした感想
見た目はほとんど前作の臭作と区別がつかないですが、女子寮の中だけで盗撮しまくるインドア派の臭作に対し、
弟の鬼作は積極的に外を動き回ったり時に会社のイベントに参加してネタを探すなど社交的でアウトドア派です(やってることは大差ないけど)。
その為、プレイヤーの選択範囲が「臭作」よりもいくらか幅広くなっている印象です。
女の子の弱みを掴んだり決定的瞬間を写真に撮ったりするなどは同じですが、「鬼作」では鬼作自身の特定のパラメータを一定数上げないと発生しないイベントがあります。
さらに「表の顔」として営業活動をして一定期間にノルマを達成しなければいけないので、若干、「臭作」に比べると行動に制限が出来たり難しくなっています。
ただこれらの要素は悪い意味でなく、幅広い視野を持って女の子を追いかけ回しつつパラメータや営業活動も考えなければならないというゲーム要素の向上とも受け取れます。
そうはいっても初回じゃどこでどのようなイベントが発生するかわからない中で、営業活動も並行しなければいけず、意外なイベントが実は特定の女の子の弱点に関わるなど、良くも悪くも条件が複雑に絡んでることが多く難易度はわりと高めかもしれません。
複数の女の子が参加してくる社外イベントでは、その場にいない(画面に表示されていない)女の子は別の場所に移動していることを意味してるシーンがあり、選択肢で時間を進めることで画面上の人物も変化します。
こうした場面の変化で好きなターゲートがいないタイミングを狙って覗きに行って別々の人物のCGを得れるというのは面白い要素です。
他にも分岐点やバッドエンディングの種類も多く、それだけCG回収ができるのでセーブデータは複数のポイントを残しておいた方がいいです。
また鬼作ではテニスやボーリングなどのミニゲームを楽しむことができ、それらの行動次第で後のイベントにも関わってきます。
テニスなどは実際にキーボードで鬼作を動かしてボールを打つアクション性がありなかなか慣れるまで大変です。(相手が弱いので何度か頑張れば勝てるレベル)
もちろん、ゲーム全体の内容は臭作とは同様に面白くて夢中になれます!
場所や時期などで発生するイベントがあるのは「同級生シリーズ」のシステムを流用してるようで、それに加え鬼作の不気味で陰湿なキャラクターと魅力のある女の子達がストーリーの緊迫感や興奮度を作り上げています。
一部では既に陥れた女の子の協力を得ることで別の女の子に使える脅迫ネタを得たりするなど、思いもよらないところで突破口が開いたりする場面もあり、アドベンチャーゲームとしても巧みなストーリー展開が随所に感じられます。
そして「遺作」や「臭作」にもいえたことですが、このシリーズは初回からすべてうまくやることは考えない方がいいかもしれません。
色々な方向で試してプレイヤーが自由に行動する方がゲームをより楽しめますし、極端な話、CGをすべて埋める為にはあえてバッドエンドに進むルートを選択することも必要です。
行動次第で様々な展開への分岐があるので一つでも多くのイベントを堪能してからクリアを目指しても決して遅くはありません。
そして、鬼作の部屋にいるこの少女はいったい誰…??
「鬼作」は条件を満たすことで裏ストーリーが始まり、この少女とのストーリーを最後まで進めれば真のエンディングへとたどり着きます。
「鬼作」を語る上で外せないのがユーザーに評価の高い泣かせるエンディング!
真のエンディングを目指すためにはただ単にいつものようにイベントを消化していくだけではできません。
「鬼作」を遊ぶなら裏のストーリーまで体感し、鬼作と少女の人情ドラマを是非、最後まで見届けてください!
鬼作をプレイするには
鬼作が発売されたのが2001年で、パッケージ版にはCD-ROM版とDVD版があります。
ただ、いずれも現行のOSのPCでは対応していないので正常に動作しない可能性が考えられます。
そこで、本サイトではWindows7/8.1/10に対応したダウンロード版を推奨します。
ダウンロード版は「アニメーション追加完全版」となっており、
パッケージ版と異なり一部の性交シーンでは胸や腰が揺れたりするだけでなく、
「鬼作」本編の他におまけゲーム「鬼畜探偵禿作」も収録されてるのでご購入されるならこちらが非常におすすめです!
遺作・臭作をプレイするには
鬼作は「伊頭家シリーズ(おやぢシリーズ)」の第3作目となり、他に1作目の「遺作(いさく)」と2作目の「臭作(しゅうさく)」もあります。
「鬼作」が楽しめましたら他の伊頭家シリーズも続けてプレイしてみてはいかがでしょうか。
いずれもWindows7、8.1、10に対応したダウンロード版がおすすめです!
遺作(いさく)
「遺作」ではプレイヤーは遺作ではなく学園の生徒となります。
健太はクラスメイトや先生と一緒に旧校舎に閉じ込められてしまったので、校舎を隈なく探索しアイテムと頭脳を駆使して脱出を目指します。
常にダークな雰囲気が漂い、あなたの行動次第では女の子は醜態をさらすことになります…。
遺作(いさく)は1995年にエルフからPC98でリリースされたました。 このゲームは数々の罠が仕掛けられた不気味な廃校舎内を探索し謎を解きながら脱出を目指すアドベンチャーゲームとなり、やがてWindows版にも移植されました。 […]
臭作(しゅうさく)
臭作は女子寮の女の子の部屋や脱衣所などにビデオカメラやデジタルカメラを仕掛け、写真や動画で女の子を脅迫して凌辱するアドベンチャーゲームになります。
女の子の行動パターンを読み取ってスケジュール表を作り上げましょう!
こちらも特定の条件で裏ストーリーが始まります。
臭作(しゅうさく)は1998年3月にエルフ(elf)からCD-ROMで発売されたアドベンチャーゲームです。 その後の2001年10月にはシナリオを一部追加したDVD-ROM版も発売されました。 このゲームは女[…]