ドラゴンナイト4はエルフ(elf)の人気RPG「ドラゴンナイトシリーズ」の最後の作品でシミュレーションRPGとなっています。
オリジナルは1994年に発売されたPC98版になりますが、本記事ではグラフィックや音楽が大幅にパワーアップして2007年にリメイクされたWindows版をご紹介します。
(C)エルフ
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)
ドラゴンナイト4のゲーム概要
勇者ヤマト・タケルの息子であるカケルは15歳となり、ドラゴンナイトの血を引くセイルとともに冒険の旅へと出ることになった。
同じころ、魔界ではルシフォンを人間界へと侵攻させ、人々を石化させる黒い霧を使い西から世界を覆っていく。
黒い霧の影響で後戻りのできなくなったカケル達は謎の剣士エトの先導のもと、元凶であるルシフォンのいるはるか東のライムリン王国を目指すことになる。
戦場に出撃できるのは最初はカケル、エト、セイルの三人だけですが冒険が進めば次々と様々なタイプの仲間が加わってくれます。
主要キャラであるカケル・エト・セイル・ナターシャ・マルレーネの5人は必ず出撃することになり、他は7人まで選択して最大12人まで出撃が可能となります。
ゲームはタクティカル形式のバトルで展開されます。
自軍、敵軍交えて素早いキャラクターが優先されて行動が可能になり、基本は移動して武器や魔法で攻撃します。
キャラクターによって攻撃範囲やスキル、移動歩数、地形の影響が異なりますので特徴を把握して無駄なく行動することが重要です。
そして攻撃可能範囲まで敵に近づくことで攻撃を実行します。
ただ攻撃するだけでなく行動後に複数の敵に集中攻撃されないような位置におくなど考えなければなりません。
ナターシャやネレイドなど魔法を使えるキャラクターは遠距離からの攻撃が可能です。
とにかく魔法使い系のキャラはこのリメイク版ではかなり強力となり、逆に敵に魔法を使えるキャラがいる場合は警戒しなければなりません。
なお魔法には属性があり、標的との相性が悪いと大したダメージを与えられません。
また選択しても詠唱時間が発生する為、発動時に標的が留まってるかなどタイミングが重要です。
そして各キャラクターは戦闘で経験を積めばスキルを覚えるようになります!
各ユニットの特徴を存分に発揮し、定められたターン内に条件を満たせば街を解放することができ、中に入ることができます。
街の中では仲間のキャラクターや街の人々と会話ができます。
稀に樽の中などからスキルの種を見つけることもでき、戦闘でレベルを上げるだけでなく種を使用することで味方のステータスを上昇させることができます。
強いキャラをさらに強化したり、弱点の気になるキャラを補填するなどプレイヤーで判断します。
訓練場がある街ではルシフォン軍と戦うためにカケルの軍に志願している傭兵を一人だけ仲間にすることができます。
ここで選択できる仲間はゲーム中で実際の戦力になるので職種や属性などよく考えて選ぶ必要があります。
基本能力は女性より男性キャラの方が高いですが、女の子を選んでゲームを進めて行けばキャラに応じたHイベントなどが発生することもあります。
ただその後の戦闘中で死亡してしまったキャラのイベントはその時点で消滅してしまいます。
なお一部の街では訓練場以外でもストーリーのイベントで加わってくれる仲間もいます。
他にもハプニング的なエッチイベントもあるので新しい街に入ったら隅々まで探してみるのも楽しみの一つです!
ドラゴンナイト4の詳細情報
ゲーム名 | ドラゴンナイト4(どらごんないとふぉー) |
ブランド名 | エルフ |
発売日 | 1994年2月25日(PC98版)/2007年6月29日(Windows版) |
ジャンル | シミュレーションRPG(18禁) |
対応OS | Windows2000、XP、Vista |
販売価格 | 8,800円(税抜) |
ドラゴンナイト4をプレイした感想
Windows版になってリメイクされたことで、グラフィックのベースはそのままに格段に綺麗になりました。
音楽はもともとクオリティの高いゲームでしたがPCM音源でアレンジされててさらにカッコよくなってまいす。
オリジナルのPC98版に比べてリメイク版の不満点としては街や戦場をなぜ2Dから3Dに変更したのか、ということが強く感じました。
とくに街は一画面で見渡せる範囲がかなり狭まった為、人や店を探し回るのがオリジナルより若干手間になりました。
はっきりいって意味のない仕様変更という印象でそこに関しては改悪としかえいません。
キャラクターの戦場でのシステムもいくらか変更されてますがこちらはゲームを進めて行く上での改良です。
PC98版は味方も敵も各キャラクターを隊長とした一部隊9人の部隊で編成されてましたが、Windows版では部隊ではなくキャラクターごとにHPを設け、完全にキャラの一人一人が独自で戦闘する形になります。
さらに出撃できる人数はカケルやエトなど主要キャラ5人と他7人まで、あわせて12人までの制限ができました。
それにより足をひっぱるキャラを満遍なく育てるよりは戦力となるキャラを自分なりに絞って成長させていくやり方の方が攻略はしやすいと思います。
また各キャラクターはスキルが使えるようになったのも非常に良くなった点です。
というのも、オリジナルのPC98版ではドラゴンナイトや遠距離攻撃ができる魔法使い、弓部隊などが非常に使い勝手が良かった為、どんどん前線に出して敵を倒してくれました。
その反面、主役であるカケルほか、剣士系はとくに移動が速いわけでもなく、かといってずば抜けて接近戦が強いわけでもなくこれといったメリットがありませんでした。
しかもカケルやエトがやられるとゲームオーバーになるという大荷物を抱えて。
Windows版はスキルの搭載によりどのキャラにでもそれなりに活躍できる可能性がでてきました。
そして難易度について。
オリジナルは難易度の選択ができず、カケルやエトなどの主要キャラがやられるとゲームオーバー、それ以外の仲間がやられるとそれ以降出で来なくなり、街や戦場で姿を消しました。(死亡扱い)
ただこのリメイク版では難易度「イージー」が追加され、その場合は例え仲間がやられても死ぬことはありません。
元々このゲームの難しかった部分は戦場で勝つことではなく、イベントを見るために仲間を失いたくないから戦場で一人も死なせないで勝つことです。
そこにスキル要素の追加のおかげで、私はノーマルでもわりと簡単に感じました。
例えばダメージを受けてる仲間に回復魔法のターゲットにした時、詠唱中にターゲットを移動させて他にダメージを受けてる味方の隣に密着させれば、最初は距離が離れてても一回の詠唱で複数の味方の回復が可能なのです。
これはちょっとゲームを温くしてる気もしますが親切と言えば親切です。
ストーリーの進行においてWindowsのリメイク版とオリジナルのPC98版ととくに大きな変化はありません。
カケル達を導くリーダー的存在でありながら、街に辿り着く度に仲間の女の子とHしているエト。
そして幼馴染のナターシャにまで何度となく密会してるところをカケルは発見してやきもきしてしまいます。
エトという男の真意は・・・?
西から東へ進んで街での会話と戦闘をひたすら繰り返す、文字通りの「一本道」ではありますが、
後半に待ち構える大どんでん返しはとにかく必見です。
違った視点でプレイされる新たな展開は当時は非常に斬新でした。
ドラゴンナイト「Ⅰ~Ⅲ」がヤマト・タケルの冒険で今回の「4」は息子のカケルの冒険というくらいしか直接の繋がりがないので初心者の方はこの「ドラゴンナイト4」から始めても問題ありません。
キャラ同士の掛け合いやストーリーも本当に面白く戦闘もテンポの良さと戦略性があり、ついつい時間を忘れてプレイしてしまいます。
多くの女の子達と冒険ができる名作シミュレーションRPGをプレイしてみて下さい!
ドラゴンナイト4をプレイするには
パッケージ版をお求めの方はamazonなどのショッピングサイトでの購入は可能ですが、このリメイク版は2007年に発売されているので対応OSが古く、現行のWindowsパソコンのOSで正常に動作するかは不明です。
そこで本サイトではダウンロード版の購入をおすすめします。
こちらはWindows7/8.1/10に対応し比較的格安で購入できてすぐに遊ぶことができます!
エルフのシミュレーションは他にもシャングリラシリーズもあるので興味がある方はプレイしてみてください。
2作がセットになった「マルチパック」もおすすめです。
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