今回は日本ファルコムの大人気アクションロールプレイングゲーム「イース」シリーズの第二作目となる「イース2(YsⅡ)」のご紹介です。
イース2が最初に発売されたのは1988年4月でパソコンのPC88シリーズとなります。
続いてのPC98以降、ファミコンやセガサターンへ移植され、前作のイース1と同時収録された機種もありました。
本記事ではイース1の記事と同様に、グラフィックやBGMが強化されたリメイク作品となるWindows版の「イースI&Ⅱクロニクルズ」に収録されているイース2をベースにご紹介させていただきます。
この作品はPSP版からの逆移植となりPSP版を「オリジナル」として扱っています。
ゲーム開始時に「クロニクルズモード」と「オリジナルモード」が選択でき、「クロニクルズモード」は新たに書き下ろされたグラフィックが使用されています。
さらにゲーム中はBGMを「クロニクルズ」「オリジナル」「PC88」の3種類の音源をいつでも切り替えることができます。
イース2のゲーム概要
イース2は疾走感溢れるBGMにのせたオープニングのアニメーションが話題でした。
ストーリーは前作の続きとなり、主人公のアドル・クリスティンは上空に浮かぶイースへと飛ばされてしまいました。
そのイースの台地で山頂に聳え立つ神殿を見つめる少女…。
その少女・リリアは廃墟へ落下して気を失っていたアドルを発見します。
そしてランスの村で目を覚ましたアドルは、リリアが重病を患いその病気を治せる医者のフレアが廃坑に閉じ込められたことを知らされます。
アドルの冒険はここからスタートします。
イース2のゲームは前作のイースⅠと同様に、主に人々と会話して情報を集め、アイテムを探したりボスを倒して新たな場所に移動することで進行していきます。
村の外では魔物が徘徊してるのでそのまま戦闘が開始され、アドルは剣を装備して体当たりすることで魔物にダメージを与えて倒すことができます。
そして前作と異なり、イース2ではアドルは条件を満たせば魔法が使えるようになりました!
魔物に攻撃できるのは「ファイヤーの魔法」のみですが、ゲームを進めて行けば暗い洞窟などで周囲に明かりを照らしたり、瞬時に場所を移動する便利な魔法なども入手できるようになり、イース2では様々な場面で魔法の力に助けられることになります。
ファイヤーの魔法を装備すると火球を放つことができます。
それにより遠距離攻撃ができるようになったので、負傷してる時でも無理に敵に近づかずに攻撃が可能になりました。
今回はゲームの序盤から暗い廃坑の探索になります。
とても序盤とは思えないほど複雑なダンジョンの構造です。
そして廃坑の奥など、要所要所では巨大なボスとの戦闘が待ち構えています。
ヒット&アウェーを繰り返したイース1の体当たりによる近接戦闘とは異なり、
イース2のボス戦では体当たりよりも魔法攻撃がメインとなります。
(※一部魔法攻撃が効かない敵もいます。)
ボスの攻撃をかわしながら少しずつファイヤーを飛ばして確実にダメージを与えていきます。
なおイースⅠ&Ⅱクロニクルズのイース1と同様、ゲーム開始時にモード選択後、お好きな難易度を四段階から選ぶことができます。
さらに一度本編をクリアーすれば各ボスとの連戦が楽しめるタイムアタックモードが追加されます。
腕に自信のある方はチャレンジしてみてください。
「イースI&IIクロニクルズ」デモムービー(PSP版)
※Windows版と一部内容が異なる場合がございます。
イースⅡ(イースI&IIクロニクルズ)の詳細情報
ゲーム名 | イースⅡ(イースI&IIクロニクルズ) |
ブランド名 | 日本ファルコム |
発売日 | 2009年12月24日 |
ジャンル | アクションRPG |
対応OS | WindowsXP、Vista、7、8(※発売当初は7まで、後に8対応版も発売) |
販売価格 | 3,800円(税抜:8対応版) |
イース2(イースI&IIクロニクルズ)をプレイした感想
個人的にイース2のオープニングは遊んできた全てのゲームの中でもトップクラスで気に入ってます。
リメイク版となってより演出に幅が出て表現が豊かになったグラフィック、ムービーはもちろん、スピード感あふれるBGMが本当にカッコいいです!
システム面はほぼ前作イース1と同じですが、レベルについてはクロニクルズ版のイース1よりさらに上限が増えているので、ボスに負け続けてもレベル上げすることで倒せる可能性がいくらか高まります。
イース2になって魔法が使えるようになったことで、ボス戦では敵の体当たりや飛び道具を避けながら遠距離から魔法を放つアクションが増えました。
ちょっとしたシューティングゲームに近い感覚です(苦笑)。
一部のボスは倒すのに時間もかかるので序盤から極端にダメージを受けないように注意して、相手が攻撃をしてきたら魔法は使わずに、慌てず急がず避けることだけに集中することが重要です。
ボス戦はもちろんですが、イベントの進行やダンジョン探索も難易度が大幅に上がってます。
ダンジョンは最初の廃坑からでも構造を理解するが困難で、終盤のサルモンの神殿はマップ自体が広く分岐が多く複雑で迷います。
イベントやアイテムの回収などであちらこちらを動き回るので場所を覚えておくのが本当に大変でした。
途中で地下水路に入ったりと…。
時間をかけたくない場合は攻略サイトなどでマップだけでも見るのは仕方ない気がします。
BGMはオープニングムービーだけでなく全体的にレベルが高いのは変わっていません。
そしてクロニクルズ版のイース1同様、過去にボツになった曲がⅡでも新たに使用されているのが最高です!(しかも使用されてる曲はⅠとダブっていません!)
ただ、BGMが「クロニクルズモード」の場合、
「ラミアの村」と「サルモン神殿」の曲が改悪アレンジされてました…。
とくにサルモン神殿はどういうわけかスペインテイストになって違和感があります。
(※別にスペインをディスってるわけじゃありません。)
これ、原曲を知っている人なら私の不満がわかっていただけるはずです!
この2曲はOP同様、イース2ではトップクラスに好きなBGMだっただけに非常に残念に思いました。
それにしてもゲーム開始時に見知らぬ場所のベッドで起こされるアドルさん。
演出がイース1とまるかぶりです。
ファルコムさんが家庭用ゲーム機で発売した「閃の軌跡」シリーズ内でもワンパターン演出を気にもせず何度も使い回す悪い癖はこのころからあったんですよね…。
私の別サイトになりますが、よろしければこちらも読んでみて下さい。
イース2はレベルの上限の変更や複雑なダンジョンが多いため、イース1よりは時間もかかりやすくボリュームは多くなってます。
迷宮が複雑でボスが強くなって難易度が増した「イース1の上級者版」と思ってチャレンジしてみてください。
イース2をプレイするには
イース2を購入して遊びたい方は「イースⅠ」と「イースⅡ」を収録した「イースI&IIクロニクルズ」一択です!
最新の対応OSはWindows8です。