Ys(イース)はファルコムの代表的なアクションRPGです。
歴史は古く、今回ご紹介するシリーズ一作目が発売されたのは1987年6月でパソコンのPC88用でした。
その人気からファミコン、PCエンジン、セガサターンなど当時の人気あった家庭用ゲーム機に多く移植されている作品です。
本ページはPC88版からグラフィックやBGMを強化しストーリーも若干変更してリメイクされたWindows用の「イースI&Ⅱクロニクルズ」に収録されているイースⅠをベースにご紹介させていただきます。
この「クロニクルズ」はPSP版からの逆移植となりPSP版を「オリジナル」として扱っています。
ゲームは「クロニクルズモード」と「オリジナルモード」の選択が可能で、クロニクルズモードは新たにキャラのグラフィックが書き下ろされています。
さらにゲーム中はBGMを「クロニクルズ」「オリジナル」「PC88」の3種類の音源をいつでも切り替えることができます。
あなたの好きな設定で蘇ったイースの世界を満喫できます!
イース1のゲーム概要
赤毛の剣士アドル・クリスティンは「呪われた島・エステリア」の噂を聞き、冒険に旅立ちます。
しかし島に向かう途中の船が嵐に巻き込まれ、スラフという人物に村に運ばれました。
冒険はここからスタートです!
村では冒険に関する情報やヒントを聞くことができます。
中には困っている人の悩みを聞くこともあります。
その時点ですぐに解決できないことでもその後に対象となるアイテムを取得したり状況が変わることでイベントが進行する場合があります。
アドルはレベルアップによる成長の他に、剣を装備すれば攻撃力が、盾や鎧を装備すれば防御力を上げることができます。
各装備品は街などで購入したり、冒険の探索場所で宝箱の中から発見することができます。
また冒険が進めば様々なリング(RING)を入手することができ、装備することで攻撃力を上げたり、HPが回復できない場所で回復できるようになるなどのサポート効果を得ることができます。
街や村の外に出ると魔物が徘徊しているのでそのまま戦闘となります。
イースの主人公であるアドルは剣士ですが、このイース1では「剣を振る」というアクションはできません(苦笑)。
基本となる攻撃は剣を装備したまま魔物に体当たりすることでダメージを与えて倒すことができます。
ただ魔物との強さに差があると正面からは大ダメージを受けてしまいますので、半歩ずらしたり後ろや斜めからぶつかっていけば連続でダメージが与えられます。
うまく操作すればボス以外はノーダメージで勝つことも難しくありません。
やがてアドルは草原から神殿、廃坑など様々な場所を冒険することになります。
そしてイースのウリといえば、要所要所で行く手を阻む巨大なボスとの一騎打ち!
どのボスも見た目も攻撃方法も実に個性的で、雑魚敵と戦うように体当たりで突撃したままだと甚大な被害を受けてしまいます。
ボスはHPも多いので少しずつ近づいてダメージを与えてすぐに逃げる、「ヒット&アウェイ」が基本となります。
「イースI&IIクロニクルズ」デモムービー(PSP版)
※Windows版と一部内容が異なる場合がございます。
イースⅠ(イースI&IIクロニクルズ)の詳細情報
ゲーム名 | イースⅠ(イースI&IIクロニクルズ) |
ブランド名 | 日本ファルコム |
発売日 | 2009年12月24日 |
ジャンル | アクションRPG |
対応OS | WindowsXP、Vista、7、8(※発売当初は7まで、後に8対応版も発売) |
販売価格 | 3,800円(税抜:8対応版) |
イース1(イースI&IIクロニクルズ)をプレイした感想
イース1はPC88版(98版)の時代からプレイしてきた年齢層はもちろん、イース1を知らない、未プレイの若い世代の方にもおすすめできるアクションRPGです。
しかしながら昨今のアクションゲームでは当たり前の「剣を振る」というアクションを搭載せず、体当たりで敵を倒す感覚はいささか古臭い感じもしますし最近のゲームユーザーはあまり馴染みはないかもしれません。
ところがこの攻撃方法がボス戦では一際異彩を放つアクション性を改めて感じさせてくれます。
アドルには飛び道具もなく、とにかくボスの激しい攻撃をかいくぐってわずかな隙をついて攻撃を与え逃げていくのがなかなか難易度が高く、精密で俊敏な操作が要求され、思いのほか熱中してしまいます。
Windwos版なのでUSBに差すゲームコントローラーがあればアドルの移動はかなり楽になりますが、なければキーボードでの操作になります(割り当ての変更は可能)。
キーボードでのアクションに慣れてない方は難易度が若干高くなる可能性がありますが本作はゲーム開始時にモードを選択した後、難易度も選べるのでその辺りは幅広いユーザーが自分にあった難易度で遊べるように配慮されています。
さらに「イースI&IIクロニクルズ」となって、グラフィックやBGMが大幅に強化され、なんとPC88や98時代にボツになった複数の未使用曲がBGMとして使用されているのは感激しました!
私は「ミュージック・フロム・イース」というPC98当時のサントラCDを購入していたのでこれらの曲を知ってましたし、FM音源の原曲だけでなくアレンジされたクロニクルズバージョンで聴けたのは嬉しかったです。
オープニングムービーや物語のグラフィックや一部追加要素など豪華なリメイク作品となっていますが、本質的な「イース」の面白さは変わっていません。
このようにイースは街などで情報を得て魔物と戦ってレベルを上げ、ダンジョンなどを探索しながら重要アイテムを見つけて最奥のボスを倒すのが基本的な流れとなる王道ファンタジーアクションRPGです。
もちろん、ゲームの面白さだけでなくBGMのクオリティが全体的に高いのも人気を支えてる要因なのは間違いありません。
イース1は10時間もあればクリアできてしまうゲームなので若干ボリューム不足は否めませんが、「クロニクルズ」なら「イース2」もプレイできるので続けて楽しむことができます。
イース1をプレイするには
イース1の購入を考えた時、「エターナル」などもあることから種類が多くて迷うかもしれませんが、
やはりイース1に加えイース2を収録してリメイクされた「イースI&IIクロニクルズ」がベストな選択になります。
なお一番新しい対応OSは対応OSはWindows8です。