「同級生2」は、かつてアダルトゲーム史上に名を刻んだ大ヒットメーカー・エルフ(elf)の18禁恋愛アドベンチャーゲーム「同級生」のシリーズ2作目です。
オリジナルはで1995年1月に発売されたパソコンのPC98シリーズとなり、
その後はWindows他、スーパーファミコンやPlaystationやセガサターンなど一部規制を加えて家庭用ゲーム機にも移植されました。
シナリオは蛭田昌人、キャラクターデザイン・原画を竹井正樹が担当。
ヒロインは15人登場し、同級生や年上など様々なタイプの女の子と知り合い、仲良くなってデートをして必須なイベントを見ることでやがて濃厚なシーンへと発展します。
主人公の行動次第で愛が深まる相手が変化し、最終日の卒業式で特定の女の子に告白して結ばれればハッピーエンドとなりエンディングを迎えることができます。
そして、2021年2月26日には前作「同級生」がグラフィックやシステムを一新し
「同級生 リメイク」となって復活しました!
さらになんと!
「同級生2」も2024年6月28日に「同級生2 リメイク」として発売決定!!
原画をすめらぎ琥珀先生に変え、イージーモードを追加したことにより女の子の達の現在の場所やフラグチェックができ、よりストーリーに集中しやすくなっています。
そして新たなHシーンも…。
21世紀になってもまだまだ活躍を続ける不朽の名作「同級生」シリーズ。
次項からは1997年にはじめてWindowsに移植された「同級生2 Windows版」のご紹介と感想を書かせていただきます。
出典:FANZA GAMES(旧:DMM GAMES.R18)
同級生2のゲーム概要
八十八学園(やそはちがくえん)に通う3年生のりゅうのすけは、母親を病気で亡くし考古学者の父親は海外を飛び回って不在の為、父親の知り合いである鳴沢(なるさわ)親子と10年前から同居しています。
その娘の鳴沢 唯(なるさわゆい)はりゅうのすけに非常に好意的で「お兄ちゃん」と呼んで慕ってくれてます。
唯の母親である美佐子(みさこ)は普段は喫茶店「憩」を経営してりゅうのすけと唯の二人を養ってくれています。
ただ、りゅうのすけはそんな美佐子の苦労を他所に日々女の子との遊ぶことを目的に外を駆け回ります!
行動期間は12月22日から1月6日までの約二週間!
「同級生2」ではこの期間に様々な場所を訪れ、女の子と出会い、仲良くなってデートし、エッチしたり親密な関係となります。
対象のとなるヒロインは以下の15人。
最後にそれまでの行動次第でどの相手と恋愛が成就できるかが決まります。
水野 友美(みずの ともみ)
篠原 いずみ(しのはら いずみ)
舞島 可憐(まいじま かれん)
加藤 みのり(かとう みのり)
南川 洋子(みなみかわ ようこ)
杉本 桜子(すぎもと さくらこ)
鳴沢 美佐子(なるさわ みさこ)
都築 こずえ(つづき こずえ)
片桐 美鈴(かたぎり みれい)
野々村 美里(ののむら みさと)
田中 美沙 (たなか みさ)
安田 愛美(やすだ あずみ)
永島 久美子(ながしま くみこ)
永島 佐知子(ながしま さちこ)
もちろん各キャラクター個別にエンディングが存在します。
ゲームの基本は自由に好きな場所に移動するだけです。
それにより女の子達に会って会話をしたりイベントに遭遇することになります。
なおゲーム中は時間の概念が存在し、各場所に到着したりイベントが発生することで少しずつ経過し、自宅のベッドで寝ることでも大きく進めることもできます。
舞台となる八十八町(やそはちちょう)は、簡易マップを表示してお好みの場所を選択することで高速移動が可能となっています。
学校や駅など町には出会いやイベントに関する場所以外にも様々なイベントスポットがあります。
中には特定の女の子の好感度を確認できるなどゲームを有利に進められる場所もあるので色々な建物に入って探してみましょう。
そして学生であるたくろうの通う先負学園は出会いの宝庫!
このゲームの中心となる場所なのは間違いありません。
学校の中に入るとマップが切り替わり4階建ての校舎内の各教室などを回れます。
ただ数はとても多く、こちらも教室などに入ったり階段を使用する度に時間が経過するので注意が必要です。
当然、学校なので教師もいます。
「同級生」というタイトルですが、この片桐先生をはじめ年上のキャラも数人、対象のヒロインとして登場します。
もちろん女生徒も頻繁に登場し、イベントも豊富に用意されています。
女の子と知り合い、会話をすすめることでやがてデートの約束をする選択肢が出てきます。
キャラクターによってはデートに誘えることが第一の関門にもなります。
その後、約束した日時にデート場所に行けばデートイベントが発生し、より親密になることができます。
もちろんそれだけで終わりではなく、その後も何度か遭遇してキャラごとに存在する必須イベントを進めてコンプリートを目指します。
前作同様、注意しなければいけないのは日時によっては別のヒロインと約束やイベントが重なることがあります。
その為、ゲーム進行上、一周での全員同時攻略は不可能となっています。
まずはお好みのキャラを優先してコンプリートを目指してください。
学校以外でも駅などはとくに人が行きかう場所なので多くの人物が登場します。
上のボツ子は「同級生2」の出演候補で原画まで用意されてましたが、15人のヒロインからはずされた哀れなキャラクターです。
ただゲーム中ではサブキャラとして思わぬ形で登場し(笑)、度々主人公をサポートしてくれます。(ゲームをプレイしてのお楽しみ)
また、りゅうのすけ以外にも男性キャラは何人か登場します。
妨害をしてきたり、特定のヒロインをコンプリートする為のイベントの鍵となったりするキャラもいるので無視することはできません。
時には名前も知らない女性が一瞬だけ出てくることもあります。
どこの誰かもわからないので手がかりはありませんが、他のキャラとのイベントを進めることで思わぬ再会をすることもあります。
そして狙ったヒロインとの好感度を上げて重要イベントをこなしていけばやがて体の関係を結ぶ機会が訪れます。
困難を乗り越え今までの苦労が報われる瞬間です。
ここまで来れば女の子はもうあなたに夢中になっているのは間違いありません。
なお今作は、前作「同級生」とストーリーの直接的なつながりこそありませんが2年後の設定であり、同級生で人気キャラだった田中美沙が成長した20歳の姿で再登場します!
今回ご紹介したヒロイン以外にもアイドルや保母さんなどまだまだ魅力的な女の子がたくさん登場するので実際にプレイしてお好みのキャラのコンプリートを目指してください!
同級生2のおまけ
2024年4月現在の「同級生2」ダウンロード版には本編以外にもおまけとして3タイトルが収録されています。
外伝シナリオが遊べる「卒業生」や、知る人ぞ知るエルフの鬼畜キャラクター「臭作(しゅうさく)」を操作して同級生の世界を駆け回るミニゲーム「同臭生(どうしゅうせい)」など、
本編クリア後や途中の息抜きにでも楽しめる内容となっています。
※「同級生2リメイク」では「卒業生リメイク」のみ確認。
同級生2の詳細情報
ゲーム名 | 同級生2(どうきゅうせいつー) |
ブランド名 | エルフ |
発売日 | 1995年1月31日(PC98版) |
ジャンル | 恋愛アドベンチャー(18禁) |
対応OS | Windows95、98、Me、2000、XP |
販売価格 | 9,800円(税抜) |
同級生2をプレイした感想
私がPC98のゲームで遊んでた90年代。
「DE・JA」でエルフゲームの面白さを知り、前作の「同級生」もプレイしました。
恋愛アドベンチャーゲームというものが初めてでありましたが、好みのキャラクターのコンプリートを目指し試行錯誤して攻略したので自分でも予想以上に夢中になったものです。
その同級生の全てのいい面を継承してパワーアップした「同級生2」は恋愛ゲーム、アダルトゲームというくくりを飛びぬけた歴史に残る名作であると思います。
相手の気持ちを読み取って会話を選択し、行動を起こしますがどれも一筋縄ではいきません。
前作の「同級生」よりも「同級生2」は一人あたりの攻略難易度も増し、よりキャラごとの「人間らしい感情」と「女心」というのが強く反映された作品となっています。
同時攻略が9人までしかできないというように、様々なキャラクターのイベントが交差し恋愛のゲームの中でリアルにスケジュールを考えて行動するのが考えてみたらすごいことです。
「同級生」も「同級生2」もおおよその時間帯によって特定の場所で出現が決まっているキャラもいれば、色々な場所をランダムに歩いているキャラもいます。
その為、狙った女の子になかなか会うことができずイベントが進みにくいことも時にはあります。
こうしたランダム要素(運)もあるので必死に相手を探すことも時には出てきますが、それも緊張感があって面白く感じられるポイントです。
ただイベントは日時や周りの進行によって逃してしまうことがあるので一定の期間でマメにセーブデータを残しておくことも必要です。
慣れるまではあまりいっぺんに何人もターゲットにするよりは2、3人に絞った方が集中しやすくイベントの取りこぼしなどすることもないかと思います。
そしてネタバレは控えたいところですが、
旅行イベントは複数のキャラクターの攻略に関わる超重大イベントです。
旅行に行く行かないはもちろんですが、あるイベントが進めばあるイベントのフラグが完全に折れるなど全く別の展開が繰り広げられるのが面白いです。
あとは隠しキャラ的な女の子(?)の存在。
普通にゲームを進めても一向に姿を見せない謎の15人目を追い求めて「どこだ、どこだ!…いた!」と発見したのはいい思い出です。
このようにヒロインの攻略の方法はただ単に出会うだけでなく、キャラによってはまったく別の角度から攻めていく必要もありそれぞれ独自のパターンやストーリーが楽しめます。
エルフ作品というだけでなく、アダルトゲーム史上の頂上に確実に名前を刻んだ「同級生2」のシナリオやキャラクターは必ずあなたを夢中にさせてくれます。
グラフィック、シナリオ、キャラ設定、複雑に絡まってる秀逸なイベントフラグ。
どれをとっても一級品であり、言葉には出さなくても
「エロ要素抜きでも家庭用ゲームと勝負できる!」
という制作側の自信を感じずにはいられません。
実際、多くのユーザーの支持が答えとなっています。
狙った女の子と親密になるためにあれこれ考え、行動し、努力を惜しまない。
気づけばプレイヤーの心は真剣に動かされてるのです。
リアルでもここまでしたことがあるのかと!(苦笑)
それが現在でも「古臭いゲーム」と切り捨てられることなく名作として歴史に残すだけの揺るぎないゲームとしての完成度を誇っている理由の一つかもしれません。
エロゲーを敬遠したり偏見を持ってる人て損をしてませんか?
「キャラクターが可愛いから」というきっかけでも構わないので未プレイの方はプレイしみることをおすすめします。
エロゲーてコンシューマ機のゲームにはない一味違った面白い作品もあるとわかっていただけると思います。
ちなみにりゅうのすけの父親の考古学者て、もしかしたら同じエルフ作品「DE・JA」の主人公の初芝竜介ではないか、という説が当時からありました。
まあ蛭田作品の主人公は良くも悪くもキャラがみんな似てるんですよね。。
同級生2をプレイするには
「同級生2」をプレイされたい方は、
今なら冒頭でお伝えした2024年6月28日発売予定の「同級生2リメイク」が一番おすすめです。
前作より難易度が上がっている分、イージーモードが搭載されているので初心者でも完全コンプは可能かと思われます。
※6月27日までは事前予約による割引キャンペーンが実施中
イージーモードなんていらない!
俺は竹井正樹先生が描く鳴沢唯の方が好きだ!
という方には今回ご紹介した「Windows版」の方になります。
オリジナルのPC98版と比べ、グラフィックが強化されフルボイス(主人公以外)対応となったWindows対応の同級生2にはパッケージ版とダウンロード版が存在しますが、現行OSではWindows10に対応したダウンロード版一択になります。
こちらはさらに豊富なおまけゲームが付属されてるのも魅力です。
(※「同級生2リメイク」のおまけゲームは「卒業生リメイク」のみ確認)
なおパソコン版は18禁アダルトゲームですので、18歳未満の方は表現を緩和したセガサターン版などを手に入れるか、購入できる年齢になってからPC版をお求めください。
同級生のご購入ならこちらから
前作の同級生は同級生2の2年前という以外は、ストーリー的に直接のつながりはないのでどちらから先にプレイしてもとくに問題はありません。
ただ同級生もパッケージ版の対応OSが古いため、同級生2同様、購入はダウンロード版を推奨します。
なお現在、ダウンロード版の「同級生」は2種類あります。
ゲームのベースは同じですが、どちらも異なった特徴があり、ご注意の上、お好みの方をご購入してください。
同級生「Windows版(リメイク版)」
1999年8月にパッケージ版が発売。
同級生2のヒットの後、シナリオやメインヒロインの性格などの設定を大幅に変更。
セ〇クスシーンのカット、エンディングの差し替えあり。
グラフィック強化でフルボイス化。
現在はダウンロード可能。
同級生「オリジナル版(DMM版)」
2007年3月ダウンロード販売開始。
監修はエルフ。
システム、画面構成、大半のCGはWindows版を2007年の規定に沿うように直された作品。
シナリオはDOS版(PC98)に戻され、Windows版で削除されたシーンなどもDOS版の原画からCGを新たに描き起こして復活した。
セ〇クスシーンあり、音声はなし。
※いずれも対応OSはWindows:7/8.1/10です。
そして2021年2月26日に発売された「同級生リメイク」ではキャラクターのベースを残したまますめらぎ琥珀氏により描き直され、その他システムの改善がされています。
さらに「豪華版」ではWindowsに対応したPC98版や竹井正樹氏の生原画が抽選でもらえるシリアルコードも同梱されています。
※通常版とシリアル付き豪華版があります